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結婚できる気がしない!!クソ婚活エピソード5選

作成 : 2019.11.14 18:00
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婚活パーティーは理想の相手と出会うための大事なイベント。そこでの振る舞いで、意中の相手と運命が結ばれることもあります。しかし実際に参加するのは、真面目に結婚相手を探す人だけでなく遊び半分で参加した人、怖いもの見たさで挑戦した人など、実にさまざま。時には思わぬ出会いやとんでもない場面に遭遇することも。

今回、婚活体験者の方々に現場で実際に起こった残念すぎるエピソードをインタビュー。経験から得られた婚活への本音を語ってもらいました。あなたはどのエピソードが一番クソだと思いますか?


エントリーNo.1

主役は私じゃなくて“あっち”?
バーでの男たちの振る舞いに愕然


婚活パーティーが無事終了し、二次会に突入したときの話です。私はその日仲良くなったグループの人たち(男性4名:女性3名)といっしょに、とある小洒落たバーに行くことに。そのお店はバーテンの方がトークを回してくれながら、お酒を作ってくれる場所だと聞いていました。一次会では男性たちとの会話も弾んでいたので「これはひょっとして…」と期待していた私はドキドキしながら向かったのです。

ところが、私たちの座るカウンター席を対応してくれた女性が超絶美人さん! カクテルをつくるのも上手で、周囲への気配りも抜かりなし。会話も適度に交わしてくれる、とてもステキな人だったのです。すると、男性たちの目が次第に私ではなく、そのバーテンの方を向くようになりました。

お酒がすすむほどに「シフトはいつ入ってるの?」「好きなタイプを教えて」と、男性たちは露骨に彼女に話しかけるようになり、私を含む女性陣たちをガン無視。バーテンの女性もその空気を察して色々気を遣ってくれたのですが、男たちは全く空気を読む様子がありませんでした。最後には、携帯番号を渡そうとする輩まで現れて、心底ムカつきながら店を離れました。

(30代前半女性・デザイナー)


エントリーNo.2

ニワカ知識をひけらかす男にウンザリ!
最後のメッセージは「〇〇に興味ない?」


青山の有名なレストランでの婚活パーティーのことでした。立食形式だったのですが、会場の導線が悪くて、せっかく親しくなれそうな人に会っても、フードを取りに行くとはぐれてしまうのが難点でした。

仕方なく、辺りをさまよっていたところ、30代くらいの男性から声をかけられました。その人から気に入られたのか、初対面なのに肩を組んできたり、手を握ってきたりとボディタッチがひどくて…。肝心のトークも弾まず、彼が得意げに紹介するデートスポットのお店も、私が家族と行ったことのある場所ばかり。「〇〇に隠れた名店があるんだけど…」「意外と知られていないんだけど、〇〇はワインが有名で…」と、TVで紹介されているようなスポットばかり自慢気に話してくるので、かなり幻滅しました。

結局パーティーが終わったあと、相手の勢いに押し負けてLINEを交換することに。毎夜のように「鍋パしない?」「〇〇に美味しいお店があって…」とメッセージが送られてきてウザかったです。もちろん全部既読スルーしていたのですが、しばらく間をおいて「ビジネスに興味ない?」と連絡がきたので、今度こそブロックしました。

(20代後半女性・編集者)


エントリーNo.3

オタク婚活で見たマウンティング地獄!
あまりのつらさに途中退席する人も…


私が「いい話のネタになるかも」と気軽な気持ちで参加したのが、オタク向けのカジュアルな婚活イベントです。当日は各テーブルに好きな漫画やアニメの名前を記入するプロフィールシートが配られ、それをグループでシェアしながらコミュニケーションをとるという流れでした。

しかし、いざ会がはじまると、私たちのプロフィールシートを見るや難癖をつけてくる男がいたのです。「『〇〇』(アニメタイトル)が好きだなんて結構ニワカだね」とか「あの名作も観ていないなんて信じられない」とかマウンティングばかりで、地獄のような雰囲気となりました。

最悪だったのが、私とペアを組んでいたコスプレ好きの女の子に、「その顔で?よっぽど自信があるんですね〜」とその男が言い放ったことです。ショックだったのか女の子は途中で帰ってしまい、後半は1人で対応することに…。結局、席が変わった後もモチベが上がらず、得られるものは何ひとつありませんでした。一口にオタクといっても、好きなものは人それぞれで違うので、話の合う人を探すのは難しいんじゃないかなと思いました。

(20代後半女性・販売員)


エントリーNo.4

7万円支払ってもコミュ症は治らない。
静かに退散したパーティーの夜のこと


「異性とのコミュニケーションが苦手」という弱点を克服するため、婚活サイトに登録しました。「こういうのはお金を使って自分を追い込むべきだ」と、登録料やパーティー参加費など総額7万円ほど払って、プロフィールも詳しく書き込み、顔写真もプロに頼んだものを使い、準備を万全に進めていたんですよ。

ところが当日、仕事の予定がずれ込んで婚活イベントの開始時間に遅れてしまい…。会場に着くと、すでに場内は盛り上がっており、自分の着席することになっていたテーブルの周りには、男女がイチャイチャと親しげに会話をしていました。

正直メチャクチャ入りづらいし、かといって他のテーブルに移ることもできない。どうにかスタッフの誘導で座れたものの、全く話が弾まない上に、場の流れに付いていけず…。ただ、黙っているだけになってしまいました。だんだん耐えられなくなり、パーティー終盤のタイミングでトイレに行くフリをして(そのフリの意味があったか分かりませんが)、そのまま会場を退出。自分は何をやっているんだろうと、すっかり自信をなくしました。結局、その婚活サイトも解約したので、7万円も無駄になってしまいましたね。

(30代前半男性・運送業)


エントリーNo.5

私が聞きたいのはマグロの話じゃない!
1人の熱弁で会場はカオスな雰囲気に


婚活イベントには結構通っている方なのですが、なかでも強烈だったのは今年の春、銀座のパーティーで出会った男性ですね。その日は、男女3人ずつの6人席でゆったりとした雰囲気の中で会話を楽しむというスタンスの会でした。

しかし、男性の1人が明らかに場の雰囲気に合っていないというか…。シャンパンを次々と飲み干すと、途中からハイボールに切り替えて、1人酒盛り状態…。自分がマグロ漁船に乗っていた話を、まさかの20分間ノンストップで話し続けました。正直周りは軽く引いていたと思いますが、話を遮れるような雰囲気でもなかったので、聞き入るようになってしまいました。

話の内容自体は壮絶だったので興味深かったといえばそうなのですが、高級感ある婚活のムードは台無しでした。私自身、途中から「早く帰りたい…」とため息ばかりがこぼれました。その男性は喋りたいことを喋ったら満足したのか、二次会にも参加せずに帰ったので、なんで銀座に婚活しに来たのか今も疑問です。思い出としては強烈に残りましたけど…。

(30代後半女性・事務)


婚活に疲れてしまう人続出!
どう立ち振る舞うべき?


今回取材した方々から婚活に対しての意見を聞いたところ、感想として最も多かったのは「疲れる」というものでした。

「全然知らない人たちと話せるのはいいけど、相手がこちらのトーク内容を評価しているんだと思うと、どっと疲れてしまった」や「相手と話している間も面接を受けているような気持ちになる。自分の話がはたして面白いのか不安」といった声もあり、会話や所作から品定めされているような感覚があったとのこと。ある男性は、就活の集団面接のときのような緊張感を思い出したと語っていました。

婚活パーティーや街コンでは疲れるような相手とは距離をとり、気楽に話せる人を探してみるのがポイントといえるでしょう。やっかいな異性に絡まれたら集団の輪の中に入ったり、グループでのやりとりに疲れたら親しく話せそうな人とその場を離れたりと、逃げ方を考えておくのも重要です。

疲れたと感じたら無理にコミュニケーションを続けず、さっさとイベント自体を切り上げて別の機会をうかがってみても良いかもしれません。皆さんに、すてきな出会いが見つかることをお祈りします!

ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。