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【経験者は語る】わたしが不倫をやめたきっかけ4選

作成 : 2019.12.24 19:00
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男女の恋愛のかたちはさまざまで、パートナーに誠実だった既婚者が突然不倫に走ることもしばしば。「まさか自分は…」と思っていると、ふとした出会いをきっかけに、許されぬ愛にハマってしまうかもしれません。

しかし、はじまりも意外なら終わりも意外。あんなに熱を入れていた不倫が、予想もつかない理由で突然終わりを迎えることも。今回は不倫を経験したことのある男女に、「別れのきっかけ」を直接インタビュー。一体、何が原因で終わったのか直撃しました。


不倫歴2年 お別れエピソードNo.1

「女ってね、減るのよ」
それが不倫をやめた一言でした


私が29歳のとき、40代の既婚者の女性の方とお付き合いしたことがありました。その方はとある大学の事務職員で、出会ったきっかけは某芸術家の個展だったと思います。アートの話をきっかけに親しくなった私たちは、週末に美術館や映画館に通ったり、夜にホテルに誘ったりと、危険な恋愛を楽しんでいたのです。

ただあるとき、私が夜いつものようにホテルに誘うと相手が妙に嫌がってきました。仕方ないので近くの公園で彼女の話を聞くことに。「急にどうしたの? こんなこと(肉体関係のこと)減るものでもないのに…」と尋ねると、彼女は「◯◯君(私の名前です)女ってね、減るのよ…そろそろ潮時だと思うから」と、どこか遠い目で話しました。

結局、その一言で私たちの関係は終わりました。当時は何がなにやら全く理解できなかったのですが、今思えば男の前で“女性”であり続けることに、心をすり減らしていたのかもしれません。それ以来、私も他の女性との危ない遊びはやめるようになりました。

(30代前半男性・塾講師)


不倫歴3年半 お別れエピソードNo.2

彼女との別れよりもつらかったのは
「周囲からの冷たい目」


かれこれ3、4年くらい妻がいる身でありながら、5つ年下の女性と不倫の関係を続けていました。相手は勤めている会社の後輩で、当時はいろいろと女遊びもしていたので、そのうちの1人という感じでしたね。結局、その女性とが一番長く続いて、「残業で遅くなる」と家族に嘘をついては、ひっそりと関係を重ねていました。

ところが、会社の同僚に偶然バレてからが地獄でした。女性上司から「そんなクズだとは思わなかった」と白い目で見られ、他の社員からも陰口を言われるようになりました。役職を失い、窓際に追いやられ、腫れ物のように誰からも話しかけられない日々でしたね。(不倫相手も同じ感じでした…)

結局、気まずくなって相手の女性との関係はきれいに解消。お互い別の会社に転職することで落ち着きました。幸い妻にはバレなかったし、転職先には前職の知り合いもいないので、今は何とか普通の生活を送れています。もう、あんな冷たい目線を向けられるのはコリゴリです…。

(30代後半男性・職種公開NG)


不倫歴1年半 お別れエピソードNo.3

別れを告げたとき、
相手に刺されないか心配でした


不倫をやめたきっかけは「ちゃんとした恋人をつくろう」と考えたからです。それまで恋愛アプリで出会ったアラフォーの人妻の方と体だけの関係を続けていたのですが、どこにも行き着かない恋愛に不安になったというか、もうすぐ30歳だし将来のことを考えないとマズイかなという気持ちになったのです。

ただその方と仲も良かったので、そんなふわふわした理由で関係を終わらせたら怒らせてしまうのではと不安でした。そこで別れもしっかりと告げるべきだなと思い、少し高めのレストランを予約して、真面目なムードで話を切り出すことにしました。

当日、私は彼女に関係を解消する理由を伝えました。その間、彼女がナイフとフォークを手に掴んだままだったのが、とてつもなく怖かったですね。結局、別れ話は意外とすんなり受け入れてくれたのですが、帰り道も後ろから突然刺されないかとヒヤヒヤしっぱなしでした。ただ一方で、あっけなく関係が終わってしまったことに一抹の寂しさはありましたね。恋人はまだできていないです。

(20代後半男性・システムエンジニア)


不倫歴半年 お別れエピソードNo.4

どうしても我慢できなかった事後の〇〇
恋愛は一気に冷めました


半年前に相席居酒屋で出会った男性とそういう関係になったことがあります。相手は30代の男性です。大学生の私からすればおじさんでしたが、見た目は若いし、正直そこそこお金もありそうだったので、遊べれば楽しいだろうなと、深く考えずお付き合いをはじめました。言い訳すると、当時は既婚者だと知りませんでした。でも、知った後も関係は続けてしまったので、不倫になるでしょうね。

ただ、付き合っているうちにどうしても嫌だなと思うことがありました。それは、彼が吸う事後のタバコ。私は彼に喘息気味だと話していたし、普段は吸うのをやめてくれていたのに、その後は絶対吸うんです。しかも普通のタバコよりかなりキツい臭いで、私の衣服にもしっかり染み込んでました…。

「こんなときくらいは許してくれよ」と彼は言っていましたが、事後に吸われることこそ、一番台無しという感じです。何度話してもやめてくれないので、「あ、この人は結局、身勝手なんだな」と思い、私から関係を切りました。別れた後だから言いますが、口臭もキツかったので、相手の奥さんも大変だったんだろうな…。

(20代前半女性・大学生)


危険な恋の刺激は一瞬?
不倫関係は意外と面倒くさい


一般に「背徳的な関係が刺激になる」「危険な恋ほど燃え上がりやすい」などといった風潮のある不倫ですが、実際の当事者に感想を聞いてみると、「最初はそういうのもあったけど、正直後半になるにつれ惰性で付き合っていた」「期間が長くなるほど、親友以上恋人未満みたいな落ち着いた関係になる感じがする」と答えは意外に淡白。刺激を求める人は、より多くの人と関係を作ろうとするので、付き合いが短くなりがちという意見もありました。

また、不倫関係を長く続けるには、マメな性格でないと難しいとのこと。「家族や親戚、友人たちとの関係を円滑に続けながら、バレないようにうまく時間をつくって相手と会わなければならない」そうで、不倫をするには相当なコミュニケーション力と危機感知力が必要なようです。

もちろん不倫はお互いの家庭環境や友人関係を壊してしまう可能性があることもお忘れなく。読者の皆さんは、それでも危険な恋に身を焦がしてみたいですか?

ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。