クラスで一番かわいい子が身につけていたから、だれかに「あなたのイメージじゃないよね」と言われたから。そんな理由で、本当は憧れていたのに、手に取ってみたかったのに、自分から遠ざけてしまったものを覚えていますか?
では、勇気を出して一歩踏み出したときに、なんでもないことのように受け入れてくれた、あの人のあたたかさは? わたしたちはいつも自分に厳しくて、ここにあるものより、手に入らなかったものばかりを追いかけてしまうけど。あのとき確かに、そっとわたしの世界を広げてくれた優しさに目を向けて、今夜は眠りにつきましょう。次回も「あの日のまんが」をお楽しみに。