charmmy TOPライフスタイル2丁拳銃 小堀のクズバイス「しっかりアピール女」はチョロい

2丁拳銃 小堀のクズバイス「しっかりアピール女」はチョロい

ライブをすれば愛人が席を占拠する…。クズなのになぜかモテる、ヘドロこと2丁拳銃の小堀裕之。King ofクズではあるけれど、クズに引っかかる女性を見抜く嗅覚がずば抜けているのも事実。その特技を生かして、クズに引っかかる女性の特徴と、そんな女性に対して「クズが狙ってるよ、早く逃げて~」を提唱する新しい形の恋愛指南書です。クズが何言ってんだ…とお思いでしょうが、これがまた為になるからイラつきます。

クズはいつだって丸腰でやってくる

「私、しっかりしているんです」とアピールしてくる女性は、まぁチョロいですね(笑)。こういった女性は、プライドの高い人が多いんです。プライドっていう武装に対してはバリアを張るんですけど、何も持っていない丸腰に対してはノーガード状態。

イケメンとかお金持ちとか、いい男には身構えるんですけど、僕みたいなのがすり寄っても「こんなクズに口説き落とされるわけがない」「こんなクズに嫌われてもへっちゃらだ」「こんなクズに何を話しても問題がない」「こんなクズ男に着飾る必要がない」と思うわけです。そうすると、しっかりの間からうっかりっていう「隙」がうまれる。

隙あらば…はクズの正攻法

しっかりアピール女さんは、自分には「隙」がないと思い込んでる人が多い。だから、まさか自分に「隙」ができているなんて思ってもいない。僕は、そういった「隙」を見逃さず、ヘドロのように浸食するのが得意なんです。でも、こんなクズがどうしていとも簡単に浸食できるのか…。自分ではこの理由がわからなかったので、口説き落としたしっかりアピール女さんに直接聞いてみました。

答えは、僕に対してナメてかかっているから、浸食された!と気づいたときにはもうヘドロまみれになっていた。でした(笑)。「隙」を察知したら僕は、すかさず相手のプライドをたてながら下手下手で入り込んでいきます。「僕なんかと話してくれてありがとう」「僕と食事してくれるんですか?」「僕なんかが一緒にいたいなんておこがましいですよね」といった感じで。

しっかりアピール女さんは、最初はこういった下手対応を無視します。でも、いい女扱いされていることに段々気持ちよくなっていくんです。そうなったらこっちのもんです。丸腰のただのクズに、自分をどうこうできるわけがないと思っているから、浸食されていることに気づかない。ゆっくりと動画が変化するAHA体験くらい気づかない。気づいた時にはもう、しっかりさんからうっかりさんのできあがりです(笑)。

クズのギャップは
基準値を狂わすリーサルウェポン

僕はこう見えて意外としっかりしているんです。「地図がよめる」「道に詳しい」「やりたい事が明確にある」程度のレベルですが…。

そんな事ぐらいでも、クズには十分なギャップになります。しっかりアピール女さんにとって、こういった普通のことでも「意外としっかりしてんじゃん」というプラスの印象になるんですね。期待値が低いからこそ、すごい事のように思ってくれる。

クズにとってのギャップは、女性の基準値を狂わす力を意味します。「当たり前」の基準を大きく狂わせるほどの殺傷能力。日常の9割クズでも、1割のプラスギャップで女性を腰砕けにできるわけです(笑)。

クズからあなたへアドバイス

僕の作戦をぶっちゃけちゃいましたね(笑)。

全国のしっかりアピール女のみなさま。こういった手口でクズはあなたの心の「隙」に入り込んできます。

しっかりすることはとても素晴らしいことです。でも、それをアピールし過ぎてしまうと、ヘドロのようにつけ込まれます。

だからこそ、あなたにこれを伝えたい。

「しっかりアピール女はクズを引き寄せるパワースポット」

十分に気をつけてください。



イラスト:波打ベロ子
小堀裕之(2丁拳銃)
お笑い芸人
1974年奈良出身。1993年に川谷修士と「2丁拳銃」結成。100分間ノンストップ漫才ライブ「百式」を毎年開催している。落語・弾き語り・芝居など「ヘドロットン」として多方面で個人活動の幅も広げている。