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「そろそろ考えない?」結婚のひと押しになったきっかけは?

作成 : 2020.10.04 08:00
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「結婚を考えているけれど、自分から言い出しにくいし、何かきっかけが欲しい」とモヤモヤしている人は少なくないはず。実際、相手が結婚を意識しているかどうかを見極めるのは難しいものです。そこで、結婚に至った直接的なきっかけは何だったのか、経験者の方々に聞いてみました。

結婚パターン1
両親とのイザコザがあった結果…

結婚に踏み込むきっかけとして家族の存在は大きい様子。両親から(結婚を)勧められるようなポジティブなケースもありますが、中にはこういったケースも…。

「結婚に踏み込んだのは彼女と両親の喧嘩でした。以前から、彼女は実家との折り合いが悪く、よく揉めては家を飛び出すというのを繰り返していました。

その度、彼女は自分のアパートに宿泊していたのですが、その繰り返しを見て、いても立ってもいられなくなり『もう、自分の家に来ちゃえば? 結婚しようよ』と告白しました。今でも妻とは良い関係を続けられています」(Sさん/30代後半男性)

「今の家庭環境を変えたい」「身近にいる人と距離を取りたい」といった理由から、結婚に踏み切るケースもあるようです。こういったトラブルを解消するための“手段としての結婚”は話がスムーズに進みやすいのかもしれません。

結婚パターン2
震災を機に身を固めたかった

結婚にいまいち踏み出せない要因のひとつに、今の生活環境が劇的に変わってしまうのでは…と不安になってしまうことがあります。けれど、その大きな変動を機にして、あえて自分から変えてしまう方もいるようです。

「私の場合は東日本大震災が起きたときに東京を離れることを決意して、当時の彼氏と九州に移住。そのまま流れるように籍を入れました。当時の東京の危うげな感じから離れたかったのもありますし、不安定な中でも支え合えるような確かな土台を欲していたのもあります。

転職も結婚も引越しも一気に起きたので大変ではありましたが、新しい生活は楽しいことも多く、結果的にはプラスになったんじゃないかなと思います」(Hさん/30代後半女性)

今年はコロナウイルスの影響で日常が大きく変わり、これを機に今のパートナーと身を固めたいと思った人も少なくないはず。自分たちがどういった暮らしを求めているのかを相談しているうちに話がまとまっていくこともありそうです。

パターン3
ふと、預金通帳を見てみたら

大きな変わり目がなくても、ふとしたきっかけで結婚を決意したカップルも見られました。

「結婚を決めた年は仕事が非常に忙しくて、生活がままならない状況だったのを覚えています。彼女には愚痴を聞いてもらったり、人生の相談に乗ってもらったりして、それを支えになんとか暮らしていた状況でした。

で、あるとき、ふと預金通帳の残額を見たら、忙しく働いた分のお給料が結構たまっていました。忙しすぎて全然お金を使えていなかったんです。それを見て『あ、これなら結婚もできるな』と選択肢が急にポンと出てきた感じで、それで彼女にプロポーズすることになりました」(Hさん/20代後半男性)

ポイントとなるのは、結婚という選択肢が出てくるような状況にあるのかということ。仕事の状況、家庭生活の安定度、収入といった複数の要素を考えた末に結論が見えてくることもあるでしょう。

パターン4
恋愛のトラブルから逃れたくて

恋愛事情がこじれた結果、そのシガラミから解き放たれるために結婚を選んだという声も寄せられました。

「当時は元カノからしつこいほどにストーキングを受けていて、精神的にひどく参っていました。それで新しい彼女との同居を決心したのですが、それでもまだ不安が残っていまして…。念には念を入れるかたちで、結婚に踏み切りました」(Tさん/30代前半男性)

寄せられた中には「結婚してから恋愛について考える必要がなくなり、気が楽になった」というコメントもありました。複雑な恋愛に踏ん切りをつけるきっかけとして、結婚を考えてみるのもアリかもしれません。

きっかけがなくても、結婚に至ることもある

今回さまざまな方に話を聞いたところ興味深かったのは、「特にきっかけがなかった」というコメントでした。どういうことか詳しく話を聞いてみると「自然と結婚へのルートを辿っていた」とのこと。

私の結婚相手は中学校の頃からの幼なじみで、大学時代に交際をはじめました。なんというか、もうその頃には結婚に対しても『いずれは、この人を選ぶんだろうな』と感じていたんですよ。

社会人になって同棲をはじめたときも、すでに結婚は意識していたので、きっかけはなく、すんなりとプロポーズしました。長く付き合っていたからこそ、自分が気づかないほど『小さなきっかけ』が積み上がっていたのかもしれませんね」(Kさん/30代前半男性)

もちろん何か大きなきっかけを見つけて今の暮らしを変えることも重要ですが、ドラマチックな出来事を待たなくても、自分のタイミングで進めてみるのも一案です。少し周囲を見渡して、「小さなきっかけ」を見つけてみませんか?

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ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。