皆さん、学生時代に自分の将来像について語ったことはありませんか?
25歳で結婚して、30歳までにマイホームに住む。私はパートに出つつ、基本は夫の収入でやりくりする…。
きっと自分もそうなるのだろうと漠然と思い描いていました。
…が、現実はと言うと、全く違うものでした。
私は子なし夫婦で賃貸暮らし。フルタイムでバッチリ働いています。
今まで「普通」だと思っていた将来像が、私には当てはまらなくなったのです。
普通、普通、普通。
一体、普通ってなんでしょうか?
我が家は共働きのため、基本的に光熱費、家賃は折半。
外食や交際費もそれぞれでやりくりするし、財布が全く別なのでお互いの収入も知りません。
そんなことを口にすると、周りの主婦達から驚きの声が挙がるのです…
家賃は夫が払うのが普通でしょ?
普通、夫の収入でやりくりするでしょ?
学生時代の私もそれが「普通」だと思っていたんですが…
今の私は、たくさん働きたいし、夫婦といえども自立した関係を築きたいんです。
そう伝えると、主婦さんの一人が
「(私も働きたかったけど)子供の保育園代を稼ぐようなものだから、専業主婦になったんだよ〜」
とこっそり教えてくれました。
確かに、産休・育休明けの時短勤務だと収入も下がり、ほとんどが保育園代に消えていくかもしれません。そう考えると働きに出るより、自分で面倒をみたほうが良いって考えもありますよね。
子供に手がかかって働けない分、夫の収入でやりくりするのが彼女達の「普通」なんだと思います。
対して、我が家は子供がいないので(手のかかる夫はいますがw)、私も夫と同様にフルで働ける状態。子なし夫婦の場合、一家の大黒柱が二人いるような感じかな…と思います。
夫や妻といったカテゴリー分けをせず、お互いが生活のために働くことが我が家の「普通」なのかもしれません。
私が一番悩まされた自分の中の「普通」。
それは、結婚したらマイホームを持つことでした。
子供はいなくてもマイホームは欲しい!
一生賃貸なんて普通だったらあり得ない!!
こればっかりは諦めきれず、Kちゃんに詰め寄ったこともあります。
しかし、身近なDINKs夫婦と話してみると
「財産として残す相手がいないんだから、賃貸で良いじゃん! 自分のものじゃないってのも身軽だよ〜?」
…確かに! 目から鱗でした。
また別で独身の知人と話したときも
「実家は持ち家だけど、将来相続してしまったら固定資産税や維持費が支払えるか不安」
と話していました。
結婚したらマイホームを持つ! と頭でっかちだった私ですが、視野を広く持ち周りの話を聞いてみると、自分のライフスタイルにマイホームはちょっと違うのかな? と思うようになったのでした。
Kちゃん、詰め寄ってゴメンよ。笑
「普通」って多数決で決まるものだと思うんです。
自分の人間関係の中での多数決が、皆の「普通」だと思いがちですが、社会に出て多種多様な人達と関わってみたら、「普通」が無数にあることを気づかされます。
そもそも、置かれている環境が違えば必須なもの、そうでないものも180度変わっていきますよね?
だから、我が家の「普通」は私達のもの!
もっと細かく言えば、クリエイティブな仕事をしているKちゃんの普通は突拍子もないことばかりなので…夫婦でも違って当然ですよね!
誰かと比べることなく過ごしていけたら良いんじゃないでしょうか?
マイホームを持ってその土地に根付くより、気ままな賃貸暮らしで好きな土地に移住するライフスタイルが私達の普通なのかもしれません。
最後まで読んで下さりありがとうございました!