周りのお友達が次々とトイレトレーニングを始めていると聞き、ようやく焦りだした我が家。とりあえずこの波に乗らなくてはと、ネットや先輩ママの実体験を参考に、我が家でもトレーニングを開始してみました。
まず最初に「トイレ」という空間で一体なにが行われているのか、その実態を娘に認識させるため、主人のトイレを観察させることから始めました。
ところが娘が注目したのは、まさかの「トイレットペーパー」。娘はカラカラと音を立ててトイレットペーパーを引き出すいたずらに目覚めてしまったようで、トイレ観察は失敗に終わったのでした。
次にやってみたのが「朝起きてすぐにトイレに座らせてみる」ということ。
しかし、ここにも盲点が。我が家で一番早起きな娘は、目覚ましが鳴るずっとずっと早くから、既におむつをパンパンに膨らませた状態で、朝のおむつ替えを待っているのです。
その他にも、定期的に便座に座らせてみたり、トレーニングパンツを履かせてみたりと試行錯誤を繰り返しました。
しかし、どうアプローチしてみても、便座に座る娘の頭上には「???」が浮かんでいる始末。そして「もう我慢できない…!」というタイミングで、便座から降りてお漏らししてしまうのです。
お漏らしした後の娘は、本当に申し訳なさそうな顔でしばらく落ち込んでいました。トイレを失敗しても怒ったり驚いたリアクションをしないよう心がけてはいましたが、それでも娘は「思い通りにいかなかった」というストレスを感じているようでした。
そしてそのストレスは、いつしか「排泄=嫌なこと」となり、最終的にはトイレを我慢してしまう素振りまで見せるようになってしまったのです。
こうして我が家のトイレトレーニングは一時幕を閉じることとなりました。失敗の要因としては「排泄はトイレ」という意識づけが足りなかったんだと思います。
考えてみれば、これまでおむつの中という閉鎖された空間で人知れずトイレをしていたのに、ある日突然、下半身丸出しの開放感溢れる状態で、親にまじまじと見つめられながらトイレをさせられているわけですもんね…。娘もそれはそれは戸惑うはずなのです。
トイレトレーニング再挑戦に向けて、これからは「トイレに行きたい」思う意識づくりからやり直していこうと思います。
嬉しいことに、今は絵本やスマホのアプリ、動画など楽しく排泄を学べるコンテンツも充実しています。これらを最大限に活用しながら「トイレに行く」という行為の意味から、ゆっくり楽しく教えていこうと思いました。