こんにちは、ご相談をありがとうございます。まず私から感想を言わせて。
あなたすっごくかっこいい人だわ!
目標を見つけて、努力して、達成するって、文字にすると簡単だけど、なかなかできることじゃないのよ。
>学費を稼ぐためにアルバイトをしながら家事もして必死に単位をとりました。なんとか免許を取得して講師として働き始めました
特にここ。こんなにかっこいいことってないわ。
それなのに自分に自信が持てないのは、あなたに根深いコンプレックスがあるからなんじゃないかなって思ったの。だからそこを私なりにひも解いてみるわね。
あなたは自分でも書いているように、
今の自分の年齢とこれまでの人生にコンプレックスを持っているのね。
ただ、本当にあなたの人生ってそんなに恥じるべきものなのかな?
・フリーター時代のあなたがなかったら、今の旦那さんと出会わなかったはず。
・旦那さんと出会わなかったら、教職に就きたいという目標を持たなかったかも。
過去にあった間違いや裏切りはあなたの心に根深い傷をつけてしまっていることは確かだけど、今の優しいあなたや、旦那さんと出会えたあなたがあるのは、その間違いや裏切りがあったからなんじゃないかしら。
そう考えると、今の自分の状況が凄くドラマチックに見えてこない?
人間の心って体と同じで、傷がついたらかさぶたになって、その部分がちょっと分厚くなるもの。
私はそれが「図太くなる」という事だと思っているわ。
転ぶと痛いけど、転んだ痛みを知っているのは怪我をしたことがある人間だけ。
痛みを知っていれば、転ばないように気を付けられるし、また転んでも経験値がある分、早く起き上がることができるわ。
そしてなにより、あなたがこれから向き合っていく生徒たちが転んだ時に共感や、起き上がり方を教えてあげることができる。これって超素晴らしいことじゃない!?
傷があるって恥ずかしい事じゃないのよ。傷の数だけあなたは立ち直る方法を知っているんだもの。
人生経験は綺麗な新品よりも、ちょっと傷がついていたり、使い込んだり、汚れている方が味があって素敵よ。30超えて他人の傷もわからないツルツルちゃんなんてつまらないわ!
これからもし過去の傷があなたの心に意地悪してきたら「図太くさせてくれてありがとう!」「強くなったぞざまあみろ!」って思ってやればいい。
過去の傷に無駄なものなんて、一つもないのよ。
自分の気にしている事って、他人から言われるとすごく傷つくよね。
例えば自分が丸顔の事を気にしているとして、友達から「丸顔だよね~」って言われると「余計な事を!知ってるわ!」って思っちゃうし、家に帰ってから鏡に映る自分を見るたびにその言葉を思い出して「やっぱり私の顔って丸いんだ…」って絶望しちゃうはず。
じゃあ一旦視点を変えて考えてみましょう。
容姿や年齢を確認する人って本当にみんな100%バッドな意味合いで聞いてきているのかな?
これは私の見解で、ものすごく雑な話なんだけど、他意無くその言葉を発している人が大半だと思うの。
さっきの例えに戻るんだけど、「顔が丸いね」って友達に言ってしまう人って「顔が丸くない子」だと思うんだよね。
だから自分と違う形の顔の子が気になってしまう。
もしかすると単に丸いなあ~って感想かもしれないし、その子は丸い顔に憧れているかもしれない。勿論意地悪で聞いてくる人もいるかもしれないけど、結局自分に持っていないものを持っている人を見た時に口を突いて出てしまうただの感想なんだよね。
ほら、私たちだって、テレビの芸能人を見て無意識に「目が大きいな~」とか「鼻が高いな~」って言うでしょ?温度感としてはそれに一番近いんじゃないかなって思うの。
そう考えるとなんだか拍子抜けしちゃわない?
早く子供を産まないと賞味期限が~というお節介さんは論外として、あなたに年齢を質問してきた人たちの立場から見たあなたの経歴への驚きって、きっとマイナスよりもプラスの感情だと思うな。
きっとみんな自分にないものを持っているあなたに興味があるのよ。それって魅力的って事だわ。
あなたは今まで経歴や年齢で辛い思いをしてきた。
でも一度自分の中のフィルターを取っ払って、あなたには自分で自分の事を客観視してみてほしいな。
あなたがあなたの経歴、生きてきた積み重ねを俯瞰で見ることができた時、きっと自分で自分を抱きしめたくなっちゃうと思うよ。「よくできたね。すばらしいね。」って。
そしてその意見って、皆があなたに向けている感情と同じだって私は思うなあ。
私にも昔たくさんのコンプレックスがあったわ。
でも少しの工夫でチャームポイントにすることができたの。しかも超簡単な方法で!
私は昔ニキビがよくできる体質で、少し太り気味だったのね。
それを周りから結構指摘されててすっごく嫌だったの。
で、あまりに言われるから嫌になっちゃって「いや、ニキビがあるけど私可愛いから。」って言っちゃったの。
そうしたらスッと気持ちが軽くなって、周りの空気も凄くいい感じになったのよね。
そこから私は自分の容姿や年齢を人からいじられたときに「目が小さいけど、この顔に似合ってるからいいじゃん!」とか「この脂肪が減ったらかわいい私の体積がこの地球から減るってことだけどいいの!?」「ニキビ?お花って言ってちょうだい!」ってネガティブに思われがちな部分をポジティブに変換して伝えることにしたの。
コレ、最初は凄く勇気がいったんだけど、続けていると本当に自分のその部分の事が好きになれるのよ。
美しさって他人に決めてもらうものじゃなくて、自分で探し出すもの。
初めのうちは言い訳でいいわ!
自分で自分を素敵だって言うだけで、世界はひっくり返ってとってもいいものになる。
あなたの人生は美しいし、あなたが年齢より若く見える事だって、羨ましがる人は沢山いるわよ。
年齢を重ねる=劣化ではないわ。
年齢はその人をわかりやすくするためのただの記号。
重要なのは「若さ」じゃなくて「優しさ」だと思うな。そして優しさって失敗やチャレンジから手に入れるものよ。
どうか他人の言葉や数字の多い少ないに惑わされないで。
大切なのはあなたがあなた自身を肯定してあげることよ。
他人の言葉に耳を貸して、その通りに動いて後悔しても、言葉を放った人は責任を取ってくれないわ。
いつだって自分の最善は自分で決めていいのよ。自分の持ちたいものは自分で選んでいいし、捨てたいものは捨てていい。欲しいものは手に入れていい。必要ないものは、周りに合わせて無理に選ばなくてもいい。
あなたはあなた。あなただけのオリジナルのスピードで生きていいのよ。
誰かの作ったテンプレをなぞる必要は一切ない。
自分の気持ちと、なりたい自分をもっともっと大切にしてね。
どうか明日のあなたが、今日のあなたより自分の事を好きになれますように。明日も可愛いあなたでいてね。
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