手相は見た目で占う相術のひとつで、その方の今の状態がよく現れるため、健康や心の状態をみるのにとても優れています。手のひらのシワは、いわばこれまでの人生の年輪のようなもの。ルーツは3000年から5000年前のインドというのが有力な説で、そこから全世界に広まるようになりました。
左手が先天的な運命(生まれたときに与えられたもの)、右手が後天的な運命(自分が努力して掴んだ運)となり、左手が内面だとすると、右手を外面として読んでいきます。
また、左手は気持ちを表し、右手は行動や結果を表します。両方出ているのが理想ですが、左手よりも右手に出ている方が現実化されやすくなります。左手だけに出ている場合は、その可能性を秘めていると読んでくださいね。
多くの方が気になる人気の「結婚線」。ほかの線はわからなくても、結婚線はわかる!という方も多いのではないでしょうか。
結婚線は、手の側面、小指の付け根から感情線までの間に入る横線のことです。手を握ってみると、よくわかりますね。
結婚線でわかることは、「大まかな結婚の時期と、結婚の傾向(いい結婚をするか否か)」。なお具体的な時期は、生命線や運命線を見ていきます。
生命線は、親指と人差し指の間から手首にかけて伸びる線のこと。
一般的に生命の長さ=寿命を見るだけの線と思われていますが、実は人生全般の出来事が刻まれています。エネルギッシュでいられる時期や、大きく運気が上がる時期、悩みやすい時期や体力が落ちる時期、好きな人が現れる時期や結婚の時期など、さまざまな出来事を生命線で見ることができますよ。
手相は、このままいくとこうなりますよという未来に対する予告ですから、行動や気持ちを変えると、手相もガラリと変わってきます。そんな未来を避けたいという方は、今から意識して変えてみてくださいね。
大串ノリコ先生
占い師、占いサロン「NOI CAFE」オーナー、占術講師、占いライター。
外資系企業クリエイティブマネージャーから手相をみる世界一周の旅にでて、プロ占い師となる。現在は旅しながらトーク占いにて月200名以上を鑑定する。