charmmy TOP恋愛/結婚「あたらよ」ひとみの恋愛観は?片思い、実体験をもとにした楽曲制作…恋に関する13の質問

「あたらよ」ひとみの恋愛観は?片思い、実体験をもとにした楽曲制作…恋に関する13の質問

心を抉るような痛切な歌詞や、胸を打つ歌声が若者を中心に熱く支持されている 4ピースバンド「あたらよ」。多くの共感を呼ぶラブソングを歌うアーティスト本人は、どんな恋愛観を持っているのでしょうか?「あたらよ」のボーカルを担当し、作詞作曲も手掛けているひとみさんに、13の恋の質問に答えていただきました。

ひとみさん「恋人がいないと生きていけないタイプではない」

――人生で、恋愛が占める割合は何%ですか?その理由も教えてください。

――ひとみさん
恋人がいないと生きていけないタイプではないので、音楽という仕事を抜きにして考えると30%かな。ただ、作曲をさせていただいている現状を鑑みると、70%くらいになるかなと思います。

なぜなら恋愛で得た経験や感情は、最高の作曲の種になるから。実際「あたらよ」の楽曲のほとんどには、私の恋愛の実体験が盛り込まれています。私にとって恋愛は、作曲をするにあたっては非常に重要な位置にあります。

――好きな人ができたらアプローチする方?運に任せる方?そっと片思いする方?

――ひとみさん
私はもともと引っ込み思案なところがあるので、自分からアプローチすることはほとんどないです。基本的に「人生なるようになるさ」という考え方なので、運に任せることが多いですね。

ただ、もし好きな人と関わる機会があったら、そのチャンスは逃さないように勇気を出して話しかけてみると思います。そこで恋の駆け引きみたいのは、絶対できないですが。恥ずかしいです。

――恋は盲目だと思いますか?

――ひとみさん
そりゃあもう、盲目でしかないと思います。普段ならあまり受け付けないようなことでも、好きな人だったら許せちゃう、ということがあると思うんです。それって、もうすでに盲目なのかなと。

最近見たドラマの、恋愛映画を見ているシーンで「客席から見れば答えは明確でも、スクリーンの中の2人はその答えに気付かずすれ違う」という印象的なセリフがあって、確かに、と思いました。まさに現実の恋愛もそうで、傍から見れば「えー、そんなの簡単じゃん」と思えることでも、いざ自分の恋愛となると途端に難しく、複雑なことに思えてくる。不思議ですね。

――「この人はそりゃモテるだろうなあ」と思う魅力的な振る舞いはどんなものですか?

――ひとみさん
圧倒的に聞き上手な人ですかね。聞き上手な人って、ただ相槌が上手い受け身の人ではなく、会話のキャッチボールにおいて、相手が答えやすい質問を常に自分から投げている人なんですって。つまり、受け身のように見えて攻めなんです。

会話って、相手とコミュニケーションをする上で、かなり重要なポイントですよね。そこの立ち回りが上手い人は、「この人といるとつい色んなこと話せちゃうな」「この人の前だったら素でいられるな」と思わせることができるので、「あ〜、モテそう」と思います。笑

――親しい友人と同じ人を好きになったらどうしますか?

――ひとみさん
私、実は一度経験があるんです。そのときは正直に親友に話しました。すごく勇気がいることでしたが、親友だからこそ、隠れて裏でコソコソみたいなことは絶対にしたくなかったんです。逆の立場で考えても、私だったら隠されるのは嫌だなと思い、話し合いをしました。

そしたら親友は「正直に話してくれてありがとう。もし彼が、私じゃない人と付き合うことになったとき、ひとみなら応援できる!むしろ、ひとみ以外はやだ!だから、お互い頑張ろうね!」と言ってくれたんです。本当にいい友達を持ったな…と思いました。今でも、その親友とは頻繁に連絡を取ったり、定期的に遊びに行ったりするくらい仲が良いです。

「話し合いをする」「相手に変化を求めるのは難しい」現実的な恋愛観

――浮気や不倫についてどう思いますか?

――ひとみさん
一言で言うと、一番やっちゃいけないことですよね。相手を深く傷つけるし、場合によっては恋愛に対するトラウマまで残してしまう。たとえどんな事情があれ、そういう行為は自分の価値も下げるのでやめた方がいいと思います。

たまに、そういうことを自慢げに公言している人がいますが、「自分は理性のコントロールも効かない愚かな人間です」と自己紹介しているようなものなので、一旦落ち着いて頭冷やしな?と思いますね。

――正式に付き合わず、身体だけの関係を持つことに関してどう思いますか?

――ひとみさん
付き合う前にそういうことをするという考えは私にはないので、あまりよく分からないのですが、お互いが合意の上での関係性であれば、特に問題はないかな。どちらかが他の人と付き合ったとき、その関係性をきちんと消化できるのであれば。

ただ、どちらかが嘘をついて、「私は付き合ってると思ってたのに…」という認識の違いが出てくるのは、あまりよろしくないと思います。

――交際相手のことを友人に紹介しますか?する理由、しない理由も教えてください。

――ひとみさん
恋愛の相談を友達にするタイプなので、本当に親しい人には紹介します。友達カップルと、一緒にお出かけすることもありますね。

周りの友達が「あいつは絶対やめとけ」と言う人は、やばいって言うじゃないですか。それもあって面接?ではないですけど、私の友達も恋人も、お互いにどんな人なのか気になっていることがよくあるので。じゃあ一度会ってみてくれない?という感じで遊びに行ったり、ご飯に行ったりしますね。

――恋人の行動や考えが見えず、不安で仕方がないときはどうしたらいいと思いますか?

――ひとみさん
私は、とりあえず話し合うようにしていました。「あなたのこういう行動で私は不安になる」と、ちゃんと言葉にして伝えて、相手も意図していなかった無意識の行動が、私にとっては不安要素になっていたことをそこで知ってもらう、みたいな。

そういうことを伝えるのはすごく勇気がいるし、嫌われたくないし、喧嘩になるのもめんどくさいから自分の中で消化しよう、と思うこともあるんですけど、結局いつかツケが回ってきて爆発するのは自分なので。なるべく溜めずに話し合える関係性を、普段から築いていくことが大切かなと思います。

――こういうことをされたら(思わされたら)その人とは別れた方がいいと思う、別れの決定打になる言動・行動にはどんなものがありますか?

――ひとみさん
「同じことを言うのも、もう何回目だろう」と思ったら、別れを考えますね。私は感情的になって喧嘩をするというより、なにかあったら話し合いをしっかりとするタイプなんですけど。その話し合いを経てもなお、(改善してほしいところが)治る気配がなく、同じことを繰り返されてしまうと、呆れて冷めてしまいますね。「あー、この人にはなにを言っても無駄なんだ」と。

でも、相手に変化を求めることは難しいことだと知っているので。それも含めて相手なんだと受け入れられるように、自分の気持ちを整理することもあります。それでも、どうしても許せないときはお別れを選びますね。

実体験を活かしたラブソングが「名前も知らない誰かの支えに…」

――アイドルや二次元のキャラクターなど、手の届かない人に恋をして苦しいときはどうしたらいいと思いますか?

――ひとみさん
私も中学生の頃からK-POPにハマり、推しがいます。その人を好きになってから今年で9年になります。その人が好きすぎて、韓国まで行ったこともありました。今でもその人のことは好きだし、応援はしているのですが、最近は学生時代に感じていた、恋のような「好き」とはまた違った「好き」を持っている気がします。

当時は熱愛報道が出るとすごく病んでいたのですが、今、もし結婚報道が出ても、寂しさはありますが「おめでとう」と言える気がします。こんな風に気持ちというものは変わり行くものなので、今の「恋をして苦しい」という気持ちを大事にして欲しい。無理に抑えつけるのではなく、今だからこそ感じられるその気持ちを、存分に味わって欲しいと思います。

――友情や単なる好意と、恋愛感情の違いとはなんだと思いますか?その人にどんなことを思ったら、恋愛感情だとみなすことができますか?

――ひとみさん
その人と友達以上のことがしてみたくなったり、自分以外の異性と話しているのを見て嫉妬したりしたら、それはもう恋愛感情なのかなと思います。私は、友達だと割り切っている人にそういう感情は湧かないので。

自分だけを見て欲しい、独り占めしたい、と思い始めたら、もうそれは恋愛感情爆発の合図ですね。あとは、会いたいとふいに思ったり、会っていない間もその人のことを頻繁に思い出したりしたら「あ、私この人のことが好きなのかも」って思いますね。

――忘れられない失恋、悲しい恋の思い出とは、どのように付き合いますか?

――ひとみさん
私は、気が済むまで浸ります。そしてその気持ちを全部曲にしますかね。昔から、どこにもはけ口のないものに対して向き合うときは、曲にするのが1番スッキリすると言いますか、自分の中では(曲にすることが)心の整理をつけるための最も有効な手段でした。

そうして作った曲を、忘れられない恋の相手が、どこかで聴くかもしれないですよね。少し狡い気もしますが、遠回しに気持ちを伝えるツールとして利用させてもらうこともあるかもしれないです。笑 そういう曲が(同時に)名前も知らない誰かの支えになることもあると知ったので、一石二鳥ですね。笑

「あたらよ」

「悲しみをたべて育つバンド。」東京を中心に活動中の4ピースバンド。作詞・作曲・アートワークや映像もセルフプロデュースしている。グループ名の「あたらよ」は”明けるのが惜しいほど美しい夜”という意味の可惜夜(あたらよ)から由来している。

2020年11月に Youtube に楽曲を投稿し始め活動を開始。初のオリジナル曲「10月無口な君を忘れる」では、切なくエモーショナルな歌声と、都会的な空気感、共感を呼ぶ切ない歌詞の世界観が話題となり、現在Youtubeでは3000万再生突破。

2021年3月にデジタルリリースを開始すると、瞬く間にLINE MUSIC・Spotify・TikTok・AWAでチャート首位獲得。活動開始から1年足らずでTHE FIRST TAKEに出演。2022年3月に1stアルバム「極夜において月は語らず」をリリース。

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