小さなことから大きなことまで、何をやらかしても絶っっっ対に謝らない、うちの彼。謝ったら負けだとでも思っているのか、毎回相手のせいにする。またはなかったことにする。「あいつのせいだ」と嘘をつかれて、共通の友達とケンカになったこともあったな……(笑)。
付き合う前は謙虚な人だったんですよ。遅れるときは連絡くれるし、約束もちゃんと守るし、私のイライラを察して折れてくれることも結構あって。けど、よくよく思い返せば彼から「ごめん」って言葉が出たことはなかったかも。
だからかな。付き合いだして、お互いの本性が出るようになってからはケンカばっか。主な原因は今回みたいな遅刻とか彼の勘違いとか。中には「ごめん」のひとことで済むくらい軽いこともあったのに。全部私のせいにされたらこっちだってキレますよ。
よっぽどプライドが高いか、人より上の立場でいたいと思わせるコンプレックスがあるか、謝ったら死ぬ呪いでもかかっているのか……。「ちょっとかわいそうな人なのかも……」と思ったこともあるけど、何でも受け入れてあげられるほど私は優しくないので。
ちなみに旅行は、ひとり旅で終わりました。彼はあとから私を追いかけてきたんですけど、何事もなかったように声をかけて来たから、ムカついてシカトしてたんです。そしたら「いつまで怒ってるんだよ。もうよくない?」って。全然よくなかったので、シカトを続けてそのままお見切りしました。ひとこと謝ってくれれば、全然仲直りしてあげたのに……。
結局、彼の場合は人との関係性を維持することよりも、自分が一番大事なんでしょうね。まぁ、私には謝る価値がなかっただけかもしれませんが(笑)、相手によって「謝る・謝らない」を使い分けるような人は願い下げなんで。早めに縁が切れてよかったです!
(K子・26歳)
「明らかに周りに迷惑をかけているのに、頑なに謝らない理由」について考えてみました。「下の立場になるのが嫌」「自分の非を責められたくない」「気まずいから」「責任を取りたくない」etc…。ざっと想像しても、その多くはプライドや自己肯定感といった”自分の心を守るため”のような気がします。
あとは「甘え」。今回のエピソードに登場する「彼」の場合は、K子さんへの甘えがあったのではないでしょうか? 相手が実の家族なら「仕方のない子ね」「てへ☆」で済んだ話かもしれません。実際、それで許されてきた可能性もあるでしょう。ですが、K子さんはあくまで“距離の近い他人”。そこの距離感をバグられても困りますよね。
「謝らない=自分の意見ばかり押し通す人」という、モラハラの気配も見過ごせないポイント。彼のお母さんのように何でも「ハイハイ❤」と聞いてあげられる自信と愛情がある方以外は、K子さんのように早めに手を引くことをおすすめしたいです。