第16位 ESFP(エンターテイナー)
基本的にESFPは怒りやすいタイプではありません。日常生活では、些細な攻撃は受け流すか、否定的な気持ちになってしまう状況でも、何か面白いことを見つけて前向きに考えることができる性格タイプだからです。そして怒りが頂点に達したときも、比較的すぐにそれを表に出しますが、激怒するというよりは、皮肉っぽく小ばかにする態度になる傾向があるでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
物事が細かく管理されていると感じるとき、閉塞感があるとき、他人からの共感の欠如を感じたとき、思いやりのない行動をされたとき、過小評価されたり馬鹿にされたと感じるとき、時間を無駄にされたとき等。
第15位 ISTP(巨匠)
ISTPはあまり感情を出すことを好まず、怒りの感情も一旦、自身の中に封じ込めようとします。しかし、強いストレスと怒りの両方が同時に生じると、声が大きくなり、誰かの個人的な失敗や欠点を批判したりします。しかし、例え自分が正しいと思っていても、自身の感情を理性的にコントロールできなかったことを反省し、あとから謝罪やフォローをしてくることもあるでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
感情的に過剰反応されたとき、パーソナルスペースを侵害されたとき、準備ができる前に決断を迫られたとき、一人の時間が十分に取れないとき、自分の気持ちを話すことを強要されるとき等。
第14位 ENFP(運動家)
普段は明るくて社交的なENFPですが、怒りにとらわれるといつもは気にならない些細なことに執着し、視野が狭くなる傾向があります。そして、激怒したENFPを誰かが止めようとしようものなら、その相手に対しても怒りが込み上げてしまいます。それでも無理に対話を試みようとすれば、その相手が過去に起こしたあらゆる失敗について言及し攻撃をしてくることも。そのため、ENFPが怒った場合には落ち着くのを待った方がいいでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
自分の考えを否定されるとき、罪悪感をあおられるとき、見下されたと感じたとき、細かくて平凡な仕事に多くの時間を費やさなければならないとき等。
第13位 ESFJ(領事)
温厚でおおらかなESFJは、基本的には爆発することはありません。むしろ冷静さを保ちたい/保っていると思われたい性格タイプとなります。とはいえ、カッとなると批判的かつ冷めた態度になることも。大抵の場合は、他者よりも自分自身に怒りを感じるため、怒りが限界に達したときは、感情のコントロールを失う前にその場から離れようとする傾向があるでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
無礼で思いやりのない行動を感じたとき、正当な理由のないルール違反、無秩序な雑然とした環境にいるとき、気まぐれな人、遅刻、他者への共感や配慮の欠如している人、怠惰な人との関わり等。
第12位 INFP(仲介者)
INFPは、冷静で寛容な性格のため、表立って怒りを爆発させることはめったにありません。そのため、INFPがキレると周囲に衝撃と驚きを与え、周りが動揺してしまう事態になることも多いでしょう。基本的にINFPは、怒っている対象が人であるなら、その相手を無視したり避けたりします。しかし度を超すと、相手を批判し、痛いところをつくような皮肉なジョークを言うことも。ただ、すぐにそれを後悔し自責の念に駆られる傾向も。
▼怒らせる原因になりやすい状況
支配的な人との関わりがあるとき、権威をかざされたとき、不公平や不正を感じたとき、自分の可能性を軽んじられたとき、価値観を侵害されるとき等。
第11位 ISFP(冒険家)
ISFPは、怒りに対する反応が相手によって異なる傾向があります。“自分が怒るほどエネルギーを使う価値はない”と思う相手には怒りを抑圧し、家族や恋人など自身の大切にしている人には怒りをあらわにするタイプと言えるでしょう。怒るといつもより辛辣で批判的、攻撃的になります。爆発したり、罵ったり、ときには物に八つ当たりをすることも。しかし、もしISFPがこのレベルの怒りに至っているのなら、それ以前にたくさんのストレスを抱え込んでいる可能性も多いにあるでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
人からの決めつけ、疲労や空腹、会話を遮られたとき、横柄な態度を感じたとき、偽善的な人と関わるとき等。
第10位 INTP(論理学者)
控えめなINTPが激怒すると、普段のINTPらしからぬ状態になります。最初は自分を困らせる人がいたらユーモアであしらったり、誰かに苛立つときは時間の無駄にならぬようその場を離れたりと、自身で対処をしていきます。忍耐強いので本気でキレることはめったにありませんが、激怒した場合には突然周りが全員敵のように感じ、存在を完全に無視するか暴力的になることもあるでしょう。そして人間関係に不安を感じてしまい、見捨てられる前に関係を放棄することさえあります。
▼怒らせる原因になりやすい状況
威圧的で強引な人、不正確または不当な決定を正当化されたとき、仕事の妨げになる人等。
第9位 ISFJ(擁護者)ISFJは怒りを感じると、内に溜め込み、状況を論理的に分析しようとする傾向があります。悩みを打ち明けられる親友が傍にいることが多いので、彼らに感情を理解する手助けをしてもらい、爆発する前に吐き出して対処していきます。本気でキレると、心配、不安、恐怖の感情に支配されてしまいがち。そのため周りからは、怒っているはずなのにどこか不安気にも見えることでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
自身を無視されたと感じたとき、自分の価値観を侵害されたとき、無責任な人、見下しや傲慢な態度を取られたとき、予期せぬ変化に適応しなければならない状況が続いたとき等。
第8位 ENFJ(主人公)
普段は社交的で表情豊かなENFJですが、怒りを感じると警戒心で硬直した、心を読めない表情に変わります。本当は叫んだり、物を投げたりしたい欲求がありますが、調和を乱すことになるので、自分に怒る権利があるかをまずは見極める傾向が。しかし、それは感情的になっているときには難しい対応でもあるため、時間と共に抑圧がきかなくなり、些細なことで突然怒りを爆発させてしまいます。とくに友人を傷つけたり、愛する人を不当に扱ったりした相手とは怒鳴り合いになることも。
▼怒らせる原因になりやすい状況
意図を誤解されたとき、不信感を抱かれたとき、無礼な振る舞いをされたとき、友人や愛する人を裏切る行為、いじめ等。
第7位 ESTP(起業家)
ESTPは理性的な内向的思考もあるため、怒りの感情であまり不安定になることはなく、強い怒りに至る前に冷静に気持ちを整理しようと試みる性格タイプです。しかし、怒りが限度を超えると、肉体的に暴れたり攻撃的な八つ当たりをしてしまうこともあるでしょう。暴力を振るうわけではありませんが、ドアを激しく閉めたり、怒りの対象に酷い言葉をぶつけることも。
▼怒らせる原因になりやすい状況
細かいことに感情的に過剰反応されたとき、軽蔑されたりネガティブな点ばかりを指摘されたとき、運転が下手な人、要領の悪い人、現実的ではない理論的すぎる議論が続いたとき、自分の大切なものや価値観を軽んじる人がいたとき等。
第6位 ISTJ(管理者)
ISTJは怒ったときに暴言を吐くよりも、冷静でいることを好みます。爆発的な態度よりも、皮肉めいたコメントや批判的な発言をする傾向が。冷静さを失うととてもそっけなくなり、辛辣、無言になったり、周囲の誰に対しても無反応になるなど、内にこもる性格タイプといえるでしょう。公の場で騒ぎを起こすより、隠れて個人的に怒りを爆発させることが多いタイプです。ドアを荒々しく閉める等、所作がいつもより乱暴的になることも。
▼怒らせる原因になりやすい状況
遅刻されたとき、予期せぬ変化に対応しなければならないとき、不誠実な対応をされたとき、個人的な知識や経験を否定されたとき等。
第5位 INTJ(建築家)
普段は冷静に自己管理しているINTJですが、怒りの感情がこみ上げると衝動的に暴走する傾向があります。爆買いしてみたり、かつて大切にしていたものを壊したり、暴飲暴食をしたりと、いつもより孤立し無愛想で批判的になるでしょう。本当にキレると、周りのものすべてを破壊したいと感じることも。言葉は辛辣で冷酷になり、自分の行動がこの先にどう影響するかも気にしなくなってしまいます。
▼怒らせる原因になりやすい状況
予期せぬ妨害、一人の時間が十分に取れないとき、視野の狭い思い込み、大声で威圧的な人、感情に基づく意思決定をされたとき、自分のアドバイスや見識が否定されたり無視されたとき、話を遮られたとき等。
第4位 INFJ(提唱者)
基本的には穏やかで忍耐強いINFJですが、激怒すると驚くほど破壊的になります。まずは怒りを抑圧するように努めますが、限界に達すると、浪費、暴飲暴食といった衝動に支配されてしまいます。急に人間関係を終わらせたり、姿を消したり、怒りの矛先にそれまでは許していた過去の過ち全ての文句を言うことも。爆発し終えると、疲れ、反省し、自分を恥じることもあるでしょう。ストレス管理をし、限界に達する前に信頼できる人に吐き出すことが不可欠です。
▼怒らせる原因になりやすい状況
自分の意図を誤解されたとき、見下されたとき、自分のビジョンや予測を否定されたとき、大きな音、不意な割り込み等。
第3位 ENTP(討論者)
ENTPは、冷静さを失うと細かいことが気になりだし、身の回りの全てがおかしく思えてきます。例えば、髪が短すぎたり⾧すぎたり、机の上の散らかり等、それらによりパニックになったり、被害妄想に陥ったりもします。同時に周囲の人たちにも当たりちらす傾向も。普段は自分の感情をしっかりとコントロールできる人のため、その突然の爆発っぷりには周りはもちろん自身も驚いてしまうほどでしょう。
▼怒らせる原因になりやすい状況
論理的な誤り、自分が主張しようとしていることを「意地悪」と誤解されたとき、自分の考えを否定されたり笑われたとき、尊敬することを要求されたとき、進歩や革新を妨げられたとき等。
第2位 ENTJ(指揮官)
ENTJは物事をコントロールするのが大好きです。そのため、怒りを覚えると自分の言動を冷静にコントロールしようとします。とはいえ、瀬戸際まで追い詰められ、限度を超えると、公の場で暴れたり、物を壊したりする傾向も。自分をコントロールし続けることに高い優先順位を置くENTJは、怒りの感情で少しの間でも自分を制御できなくなったことを、人生の大きな失敗のように感じてしまいます。
▼怒らせる原因になりやすい状況
無能や怠惰な人に囲まれているとき、些細なことに感情的な過剰反応をされたとき、偽善、時間を無駄にされていると感じたとき、可能性のない状況に「行き詰まり」を感じたとき等。
第1位 ESTJ(幹部)
ESTJは怒りっぽいと誤解されがちですが、実際は率直な性格タイプであるだけ。普通に日常を過ごしているだけなのに、本質的で的を射た話し方をするがゆえ、怒っているかのような印象を人に与えることがあります。本来は怒りの感情をコントロールするのが好きですが、激怒しているときは、人に向かって怒鳴り散らし、いかに自分が裏切られた気持ちなのか、あるいはいかに自分の力を発揮できなかったかを⾧々と伝える傾向にあります。
▼怒らせる原因になりやすい状況
責任に重荷を感じ「責任者」であることに燃え尽きたとき、信頼できない状況が起こったとき、混乱や無秩序に囲まれているとき等。
パピヨン麻衣 先生
心理カウンセラー。恋愛・キャリア相談・人間関係のエキスパートとして、高い分析力と素早いレスで相談者の心に寄り添う。現実的な解決策、対応策の提案をしており、相談者からもカウンセリング後は「心が楽になった」との高評価を得ている。