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お休み中の恋のスイッチをON!にするために──

もうすぐ春ですね。コンビニに寄ったときに新作チョコをチェックするのが日課でして、最近はパステルカラーのパッケージデザインがお目見え! 日常のささやかなところで春を感じると、お休みしていた恋も動き出しそうな予感(なんて単純……)。気持ちをうまく切り替えて、新しい恋に出会いたいものです! 春ですから!


恋する前に気持ちをOFFからONへ!

新しい恋と出会うには、やっぱりそれなりに行動しないと(努力しないと)始まらないわけですが、その前にやるべきことは〈OFF〉になっている恋愛モードを〈ON〉すること!

完全にオフっていた恋のスイッチをどうやってオンにするのか──。    

まず考えたのは、人と出会う機会を作ること! でもマッチングアプリは苦手なので、婚活パーティに行ってみようかと思ったのですが……。
 
参加してみたいな、と思ったパーティの年齢制限が「〜39歳まで」……はい、アウトー!  


普通のことこそ見直したい!

アラフォーが参加できるものを探すと、“バツイチ同士”とか“第二の人生”とか……。せっかく〈ON〉にしようとしているのに、現実は残酷です。   

でも、年齢を重ねるとそんなことぐらいではヘコまないですし(ちょっとは落ち込みますけど……)、そもそもヘコんだところでどうにもならないので、作戦変更!   

知り合いに誰か紹介してもらう? 
出会いを求めて飲みに行く? 
結婚相談所に行ってみる?   

考えて出てくるのはそんなフツーのことですが、実はそういうフツーのことこそがカギとなるかもしれません。


私、ヤバいんじゃない?と思ったら…

恋をお休みしている理由は人それぞれで、忘れたくても忘れられない人がいたり、仕事がモーレツに忙しかったり……。   

私の場合は、恋愛に疲れてしまって、恋愛で悩むくらいなら仕事をしよう!と、失恋の穴を仕事で埋めてしまったパターン。   

仕事に打ち込んでいるときはそれでいいですが、ふと立ち止まってみると、あれ? かなりヤバいんじゃなくて?(自問)……はい、焦ってます(気づくの遅すぎだって!)。 

まあ、焦ることでスイッチがオンになったのでよしとして──。 これは、大人になって身につけた開き直り、じゃなかったプラス思考です(笑)。


喝をくれる人生のバイブル

そして、ふと思い出した詩があったので紹介します。

茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩です。

「ぱさぱさに乾いてゆく心を
 ひとのせいにはするな
 みずから水やりを怠っておいて

 気難しくなってきたのを
 友人のせいにはするな
 しなやかさを失ったのはどちらなのか

 苛立つのを
 近親のせいにはするな
 なにもかも下手だったのはわたくし

 初心消えかかるのを
 暮らしのせいにはするな
 そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 駄目なことの一切を
 時代のせいにはするな
 わずかに光る尊厳の放棄

 自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ」


「どーせ私なんて……」「だってアラフォーだから……」「もう一人で生きていく……」って愚痴っぽくなったときや、頑張れ自分!と喝が必要なときに読み返す詩です。

「ばかものよ」っていうひと言は、とても愛情のある叱咤で、恋愛に限らずハッとさせられるというか、しっかりしようと思える。

改めてこの詩を読んで、愚痴ってないで行動しようと喝、いただきました。
恋愛モードを〈ON〉状態を保つためにどうするか、しっかり考えて行動しないと! なんてったって、春ですから!
新谷里映
映画ライター、コラムニスト
雑誌編集者を経て現在はフリーの映画ライター、コラムニスト。雑誌・ウェブ・TV・ラジオ、各メディアで映画の紹介をするほか、コラムの執筆、映画のオフィシャルライター、トークイベントのMCなど幅広く活躍。