この映画、男性の共感率がもの凄く高いんです! 女性が主人公の恋愛ものでは「この人が私の王子様!」と運命を感じて、恋に落ちた相手に振り回される──というのはよく描かれますが、『(500)日のサマー』はその男性バージョン。だから男性の共感率が高いんですね、きっと。
男性がどんなふうに運命を感じるのか、何がきっかけで恋に落ちるのか、どんなことを気にしているのか……男性心理がとてもよく分かる。トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)を振り回すサマー(ズーイー・デシャネル)の行動には、小悪魔になるヒント満載です!
オードリー・ヘプバーンの代表作と言えば、王女と新聞記者の恋を描いた『ローマの休日』。一生に一度のトキメキと切ない恋は、何度見ても心を潤してくれます。そんな「清楚」なイメージのヘプバーンが、ちょっと小悪魔的なキャラクターを演じているのが『ティファニーで朝食を』。
お金持ちとの結婚を夢みて自由奔放に生きるホリーから学びたいのは、お願いの仕方です。何か問題が起きると、同じアパートに越してきた作家のポールを頼るのですが、そのお願いの仕方がとっても可愛い! ホリーの仕草は研究する価値ありです!
スペイン出身の世界的女優ペネロペ・クルス。『ボルベール〈帰郷〉』『それでも恋するバルセロナ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』など、50タイトルにも及ぶ映画に主演・出演、様々な役を演じています。そのなかでも男性を虜にする印象的なキャラクターは、イザベル・コイシェ監督作『エレジー』のコンスエラ。大学教授と生徒、親子ほど離れた男女の恋愛を描いた映画です。
脱がない女優もいるなかで、ペネロペ・クルスはその美しさを惜しげもなく見せてくれます。その小悪魔ボディは、女性もうっとりするほど艶やかで美しい!
「BB(べべ)」の愛称で親しまれているフランスの女優ブリジット・バルドー(Brigitte Bardot)。『素直な悪女』という映画で男たちを翻弄する小悪魔を演じたことからセックス・シンボルとしても注目されました。
「恋をしていないとき、私は醜くなる」「一度終わった恋をやり直したことは決してない」など、数多くの名言を残している恋多き女性でもあり、そんな彼女の代表作『殿方ご免遊ばせ』では、夫のプレイボーイぶりに嫉妬して自分も浮気しようとする可愛いヒロインを演じています。可愛らしさとセクシーさを学ぶならBBは外せません!
今回は、比較的新しい映画から昔の名作まで、この女優のこの小悪魔っぷりを見てほしい! という4タイトルをピックアップしてみました。オードリー・ヘプバーンやブリジット・バルドーは、名前は知っているけれど実は映画を見たことがない……という人もいると思いますが、圧倒的な可愛さや美しさは、時代を経ても伝わるものです。参考にしてみてください!