『結婚前には両目を大きく開いて見よ。結婚してからは片目を閉じよ』
トーマス・フラー(英国の神学者)
大好きな彼のことは、全て知りたいと思うのが自然な心理。
でもこの言葉のように、注意して見るべきことと、むしろ見ないほうがいいことがあります。
まずは多くを見て知って、相手を見極める。でもひとたび決断したら、ある程度は見逃す気持ちも大切なのです。
必要以上に知ろうとすることは、往々にしてトラブルのもとになります。
負の妄想が膨らんだり、行動がエスカレートして取返しのつかないことにつながったり。
では知らない方がいいこととは、どんなことでしょう?
知らなくていいこととは、まずは不確かな情報。
それによって憶測が生まれ、相手を信用できなくなるような情報です。
例えばSNSの書き込み。
顔が見えないネット上の言葉って、えてして暴走しがち。
自分の思っている/知っている以上のことまで発信してしまうことも多いものです。
彼自身の発信していることであれ、他人が彼について言っていることであれ、うのみにして解釈するのはとても危険。
不確かなものによって、誤解が生まれてしまうのは避けたいことです。
たとえ半信半疑だったとしても、マイナスの解釈を膨らませてしまうのが人情。
コミュニケーションツールとして楽しむ程度であれば問題はないですが、情報源として依存し過ぎてしまうと、すれ違いや不信感が深まることにもなりかねません。
また、どんなに気になったとしても、必要以上に探ろうとするのは危険です。
例えば彼のスマホの中身。
スマホは、パンドラの箱のようなもの。
ただパンドラの箱には「希望」が残されていますが、スマホには「絶望」しかないと思うぐらいがちょうどいいです。
それは彼があなたに言いたくない現在進行中のことかもしれないし、過去の何かかもしれない。
知ってしまってから後悔しても、消えるものではありません。
あなたにも、知られたくないプライベートがあるはず。
自分がされて不快に思うようなことは、しないのが基本です。
知るべき情報を得るためには、まずはきちんと相手と話す事。
直接のコミュニケーションは、何より多くのことを伝えてくれます。
表情、話し方、視線の動き……体全体が醸し出すものが、多くを語っていることに気づくはずです。
人は不安になると、当の相手ではなく違う人や情報源から、とにかく多くを知ろうとしてもがいてしまうものです。
そうして得たものに、自分の憶測を加えてがんじがらめになってしまうケースが少なくありません。
でも本来知るべきは、あなたと彼の関係性。
幸せの在り方も基準も人それぞれ違うのに、情報に振り回されて、自分の基準を見失ってしまうのが一番もったいない。
「好きな人のことは全て知っておきたい」と思う気持ちを手放し、知るべき情報と不必要な情報を見極めるスキルを養っていきましょう。
思い込みや憶測を捨てて、相手の姿をしっかりと見つめてみることです。
「自分の幸せは自分で決める!」という強い気持ちが大切です。
幸せは情報の世界にではなく、あなたの住む世界にあるものなのですから。
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