子供のころから漫画が大好きで、アラサーになっても週刊少年ジャンプの発売日を楽しみに生きている私。
囲碁に相撲に酪農に幕末にアイヌ文化…
思い返せば私が悩んでいるときに寄り添ってくれたのが漫画。さらには漫画の台詞に影響を受けて、それが立ち直るための行動指針になっていたりする…!
だって、どんな苦しい状況でも、自分と向き合い答えを探し出しているんですもの。
色々な人の心の温かさに触れられるんですもの。そりゃあ、影響受けますよ!
漫画は大切なことをたくさん教えてくれました。
だから、断言できます。
私は漫画でできています!
今回はそんな私をつくった漫画の中から、心の支えとなった言葉をご紹介します。
主人公・六太の良き理解者である天文学者・シャロンが、幼い頃の六太に放った言葉。六太はこの言葉を、宇宙飛行士選抜試験で悩んだときに思い出します。
何が正しいのか。何を選べば幸せになれるのか。
そんな答えはないんです。
会社勤めをしていた時に漫画賞で入選し、出版のお話をいただいたものの、副業禁止の会社で出版をするなら会社を辞めないといけない。
漫画の仕事一本では食べていけるかは分からない。
でも、迷いはありませんでした。
──楽しい方を選ぼう。
そう考えると、自然と答えは出てきました。
傷つきたくなくて、躓きたくなくて、臆病になるけれど、考えたって未来はわからない。答えはない。
だったら、大切にすべきなのは今の気持ちなんだって、教えてくれた言葉です。
そして、正解は自分でつくるものと教えてくれた言葉がもう一つ。
彼氏の高田くんが就職で遠くへ行ってしまう。自分の夢を諦めてついていくか、離れ離れになっても自分の夢を追うか。どうしたら幸せになれるのか悩む主人公・実果の背中を押した、妹の種ちゃんの言葉。
この言葉を読んだ時、一気に肩の力が抜けて。
自分が選んだ方を、正解にするため頑張ればいいんだ。なんだ、すっごく簡単なことじゃんって。
今私は、イラストのお仕事と並行して地元・北海道でタレントのお仕事もしています。「どっちが本当にやりたいことなの?」と聞かれることもしばしば。どっちもやりたいこと。でも、両立が難しく心が折れそうになることも。
そんな時は、必ずこの言葉が頭をよぎります。
そして背中を押してくれます!
どっちもやりたいんだ! 頑張って、それを正解にしてみせる!
自分が選んだ道で後悔しないように頑張ろう。
そう心を奮い立たせてくれる言葉です。
囲碁のプロ試験に向けて中国て修行を積むものの、プレッシャーに押しつぶされそうな伊角さんに、中国のトップ棋士・楊海さんが言った言葉。
目からウロコ!
感情のコントロールって技術なんだ!?
誰かと比較しては、羨んだり落ち込んだり。ちょっとのことでイライラしては、そんな自分に嫌気がさすことも多い私。
でもそんな時は、この言葉を思い出して
これも修行のうち。これを耐えたらまた一つ技術が身につくぞ。
なんて自分に言い聞かせるんです。
そうすると気持ちが落ち着いて、マイナスの感情に振り回されることも少なくなりました。
まだまだ習得までは時間がかかりそうだけど、冷静に自分と向き合わせてくれる言葉です。
いかがでしたでしょうか。
いつも自分にない感性や考え方をくれて、寄り添ってくれる漫画の言葉たち。皆さんの心に響く言葉はありましたか?