まず、お手元に手鏡をご用意ください。ご自分の顔をじっくり見ながら、自分の顔の比率を偶数・奇数で表していきます。そこで基準となるのが、黄金比です。
黄金比とは視覚的にもっとも安定する美しい外中比率のこと。黄金比に当てはまる顔は、人種や性別の枠を超え、万人が美しいと判断するバランスの持ち主といわれているんですよ。
黄金比に当てはまっている有名人
■顔の縦の黄金比
髪の生え際~眉頭:眉頭~鼻先:鼻先~顎先=1:1:1
■顔の横の黄金比
目の横幅:顔の横幅=1:5
■目の黄金比
目の横幅:目と目の間:目の横幅=1:1:1
瞳の黄金比は…
白目:黒目:白目=1:2:1
■眉の黄金比
眉頭…小鼻の膨らみの延長線上
眉山…黒目の外側から眉尻までの範囲内
眉尻…小鼻の膨らみと目尻を結んだ延長線上
■人中の黄金比
鼻下~唇の中心:唇の中心~顎先=1:2
■唇の黄金比
上唇:下唇=1:1.618
こちらの2枚の写真を見比べていただきたいのですが、右の写真のほうが顔全体がキュッと引き締まり、バランスが取れているような気がしませんか?
そう、左は黄金比をスルーしてメイクした写真、右が黄金比を意識したメイク写真なんです。
■顔の縦のバランス
黄金比と比べて、筆者は髪の生え際~眉頭が長め。つまり、おでこの面積が広めなので、ここの距離を縮める必要があるんです。そこで使ったのが、ローライト。髪の生え際に暗めのカラーをのせると、額の長さが視覚的に削れて見え、小顔効果が!
さらに、オールバックだった前髪を斜めに下ろすことで額の露出を減らし、おでこの面積を目立たなくしました。
■顔の横のバランス
筆者の場合、目を1とすると、顔の横幅全体は5.5ほどあるため、顔の横幅もほんの少しローライトを入れて削ってみました。
■目のバランス
筆者はそもそも離れ目コンプレックスを持っており、目と目の間が若干広めなのが長年の悩み。離れ目を目立たなくするには、アイシャドウを目頭側にしっかりのせ、目頭をアイライナーで縁取るのが効果的。
アイライナーを長めに引いてしまうと、顔の重心が外を向いてしまうため、目尻+1~2mmに留めておくのがおすすめです。
瞳が小さめの方はカラコンなどで調整するのもアリですよ!
■眉のバランス
眉は短すぎても長すぎても悪目立ちするので、黄金比に沿って仕上げるとバランスが良くなります。
■人中のバランス
よく人中が短い女性は美人だといわれますよね。残念ながら筆者は人中がやや長めのため、ちょっとした小技を仕込む必要があるんです。鼻下にローライトを入れ、唇の上部にハイライトを入れると、鼻下が短く、上唇がふっくら見えるため、人中をショートカットできますよ。
■唇のバランス
筆者の唇は上下の厚みが1:1に近いため、ヌーディーカラーの口紅を使って下唇に厚みを足しました。もともとない部分に厚みを出す場合は、リップライナーも濃いカラーを選ぶ必要があります。今回はヌーディーベージュの同系色のブラウンのライナーを使用しました。
顔の比率を数値化すると、自分の顔のバランスが客観的に理解できるようになりますよね! 実はこの方法、万人受けする美人顔になるには一番の近道なんです♡
ぜひ、みなさんもご自分の顔を数値化して、黄金比に近づけるようにメイクの力をフル活用しちゃいましょう!