キャリアを大事にしたい女性にとって、恋人からのプロポーズは素直に喜べるものではありません。「結婚」か「仕事」か。もちろん、両方選べるのがベストですが、諸事情あってどちらか一方を選ばなければならなくなった女性も少なくないはず…。まずは、頭を整理するためにも「結婚」を選ぶ場合と「仕事」を選ぶ場合のメリット・デメリットを把握しましょう。
▼結婚を選ぶメリット・デメリット[メリット]
・夫と支え合って生きていける
・新たな人生のステージを体験できる
・働き続けるプレッシャーから解放される
・既婚者という心の余裕が生まれる
・出産・育児など、家庭に専念できる
[デメリット]
・自分の自由な時間とお金が減る
・義両親や親戚との付き合いが増える負担
・恋愛中には見えなかった夫への不満が募る
・仕事の継続、または復帰に自信がなくなる
・外部からの評価ややりがいが得づらくなる
▼仕事を選ぶメリット・デメリット
[メリット]
・自分に時間もお金もたっぷり使える
・納得いくまで仕事に没頭できる
・自由な恋愛を楽しめる
・変化によるストレスを感じずに済む
・社会的な承認欲求が満たされる
[デメリット]
・つらいことがあっても支えてくれる人がいない
・大病などで仕事ができないと、経済的な不安を抱える
・今の彼と結婚しなかったことへの未練が残る
・出産の適齢期が過ぎるのではと不安を感じる
・女性の幸せについて考えてしまうことがある
何かあった場合にお互い支え合える存在でいられるのが、結婚の大きな魅力の一つ。対して、自分のためだけに時間もお金も思考も使えるのが、仕事を選んだときの醍醐味だといえそうです。どちらも手に入れたいと思ってしまうのは…欲張りですかね?
結婚または仕事を選ぶメリット・デメリットを理解できたはいいけれど、いざ自分に当てはめて考えるとなったら、話しは変わってきます。自分はどうしたいのか。どうすれば、後悔しない未来を選べるのか…。そんな思考の迷子になってしまったあなたへ、まいにゃん先生が究極の選択をするときに必要な“たった3つのポイント”を教えてくれました。
頑張る女性の心の根っこには、「お母さんに認められたい」「お父さんに褒められたい」「家族を喜ばせたい」などの承認欲求があります。
そんな親孝行な娘さんへの魔法の言葉は「あなたの幸せが、家族の幸せになる」です。
承認欲求がキャリアへの原動力にもなりますが、「家族の願う人生」ではなく「自分の人生」を生きるためにも、身近な人の「結婚はいつするの?」の声に惑わされないように気を付けて。あなたの気持ちを軸に、素敵な結婚や豊かなキャリアを築いて成功している人物をお手本にするといいですよ。
上手くいっているあの女性なら、どう選択するだろうか…と考えてみてくださいね。
他人を意識しすぎた行動は、いい結果に結びつきません。「世間体」「正しい、正しくない」「するべき」「やらねば」で選んでしまうと結果的に後悔し、自信をなくします。
あなたの「好き」「したい」「楽しい」「安心」「ワクワク」で選び、自分の選択に責任をもちましょう。誰かのためじゃない自分主導の人生を生きているという実感と自信が育ちます。
頭では「結婚したい」と考え口にしていても、実際の本心は結婚を怖がっている、結婚したくない女性は結構いるものです。思考優位ではなく心に従うと、本来の自分にふさわしい未来へ辿り着けます。
もし、どちらかに専念しないと無理だという意識があるなら、それは一旦捨ててみること。もっと枠を外して自由な選択をしていきませんか?
いいとこ取りしてOKなんです。バランスよく自分オリジナルの人生を考えてみましょう。
例えば「一度決めたことを変えてもいい」という柔軟な発想をもってみる。結婚と仕事の間で揺らぐ自分を愛でながら、彼と相談して自分のペースで小さな選択を一つずつ積み重ねていくイメージです。どんなライフスタイルを送りたいかを先に設定してみます。その未来に辿り着くには、「今、どうあるのか?」「今、どうするのか?」と今この瞬間のBe(あり方)とDo(行動)を決めていく。
家族の意見ではなく、「ほんとの自分はどうしたい?」「私はどう感じてる?」と自分の心に聴いてあげる。答えは全て自分自身が知っています。
迷うのは、損をしたくないから。
「損してもいい」と呟きながら、損するかもしれないけど本当の本当はどうしたいのかを見極める。もう答えは、あなたの中で出ているはずです。
自分なりの「幸せの選択」が見えてきたとき、次のステージに移る未来の自分の姿を意識するようになります。その時が訪れるタイミングは、人それぞれ。仕事を選択した過去を振り返って、まいにゃん先生が当時の心の葛藤を話してくれました。
▼まいにゃん先生が「仕事」を選んできた自分の答え「ずっと結婚してこなかったのは、結婚したくなかったから」
[ご本人エピソード]
私は過去に、婚約指輪を2つもらいました。
3度目のプロポーズをほのめかされたとき、先に壊して逃げました。
本心では結婚したくないのに、結婚しておいたほうが良さそうだからと、結婚に逃げるような選択をしそうになっていたことに気づいたからです。
当時の私は、寂しさやそこはかとない欠乏感を埋めるために恋愛していました。それでいて自分も仕事ができるというプライドから強く出て、素直に甘えられるタイプでもありませんでした。何事にも期待値や理想が高く、彼に対して不満が募るばかりで、別れを選択しました。
その後、大病で手術を受けた際には、「結婚と出産をしてないことだけが悔やまれる」と思い、稼げる素敵な男性と結婚するために、まずは自分で稼げる強い女性になろうと決意。
結婚して幸せにしてもらうのではなく、「今の自分を自分で幸せにしてあげよう」と行動してきました。焦って結婚せずに仕事を選んできたこと、後悔していません。
この断愛期間を経て、男性はいるだけで守ってくれる存在なんだと腑に落ち、身勝手な期待を持たなくなったからです。
そうしてある時、私がこれまで経験してきたこと、クリアした課題の全てが今に役立っていると気づき、過去の自分に「ありがとう」と感じて泣きました。失敗もたくさんしました。その失敗も、今では宝物になっています。
何一つ、無駄ではなかった。
どちらを選んでも、あなたが決めてあなたが選んだことが正解になる。
やりながら選択を変えたいと思えば、軌道修正していけばいいだけです。
結婚を選ぶにしても仕事を選ぶにしても、あなたの責任において決めるもの。たくさん悩んで決断した「幸せの選択」に絶対の自信を持ちましょう。どんな未来がイメージできましたか? 仕事を選択したまいにゃん先生。今、どのような幸せを歩んでいるのかちょっぴり教えてくれました。最後に、お悩み真っ只中にいるあなたへの応援メッセージも合わせてお届けします!
あれから4年。「私は結婚しなくてもいい」と思っていたのは自分の強がりだったと知り、婚活を始めました。
現在、登録した当日に食事に誘ってくれた男性と結婚を前提にお付き合いしています。「毎日楽しく仕事しています!」と自己紹介してくれた彼は、過去の交際相手とは真逆の年下で自己肯定感が低かった頃なら選ばなかったような素敵な男性です。
これからは、彼と支え合いながら、お互いのやりたいことと日常を楽しんでゆっくり歩いて行こうと思っています。
欲張りに、もっと自由に。「私は私」で、あなたも自分の人生を切り開いていきましょう♡
【協力してくれたカウンセラー】