結婚は人生のターニングポイント。どんな相手を選んだかによって、その後の運命が大きく左右されるといっても過言ではありません。愛だけでは生活できないことを痛いほど知る今だからこそ、未来の結婚相手に求めるべきものは、「経済力」か「家庭力」か。まずは、頭を整理するためにも「経済力」を選ぶ場合と「家庭力」を選ぶ場合のメリット・デメリットを把握しましょう。
昔と比べて専業主婦の割合が減少傾向にある現在。結婚しても働き続けたい女性や共働きを希望する男性も増えています。「経済力」と「家庭力」のメリット・デメリットが相反するため、どっちも持ち合わせている結婚相手を探すのは至難の業だといえそうです…。
経済力または家庭力を選ぶメリット・デメリットを理解できたはいいけれど、いざ自分に当てはめて考えるとなったら、話は変わってきます。自分はどうしたいのか。どうすれば、後悔しない結婚相手を選べるのか…。そんな思考の迷子になってしまったあなたへ、やっち先生が究極の選択をするときに必要な“たった3つのポイント”を教えてくれました。
世帯年収が多くても貯蓄できない夫婦がいるように、お子さんが2人いて手取りが240万以下でもうまく切り詰めて生活している家族もあります。あなたがもし、お金の管理に全く自信がないのであれば、「経済力」のある男性をおすすめします。散財しやすい浪費癖は治すのが難しいため、結婚において注意が必要です。
多くの経済力のある人は、仕事を第一に考える傾向にあります。また、仕事以外の時間でも勉強や関係づくりに抜かりがなく、とにかく忙しいです。家庭内のイベントや問題をよく相談しながら進めたい人は、「家庭力」のある男性のほうが話しやすいでしょう。逆に、家庭のことは自分がやると割り切れるなら、「経済力」のある男性が合っているかもしれません。
今の仕事や生活環境がずっと続くとは限りません。何か新しいことにチャレンジしたくなるときがくるものです。そんなとき、「経済的な面」を任せられるパートナーを心強く思うか、あるいは「家庭のこと」を任せられるパートナーを心強く思うか、自分の状況で考えてみるといいでしょう。
自分なりの「幸せの選択」が見えてきたとき、次のステージに移る未来の自分の姿を意識するようになります。その時が訪れるタイミングは、人それぞれ。家庭力のあるパートナーを選択した過去を振り返って、やっち先生が奥さまに決めた理由をお話ししてくれました。
僕は、妻の器用さや手際の良さに魅力を感じ、「家庭力」で結婚を決めました。理由として僕自身が不器用でおっちょこちょいな性格であったからこそだと思っています。
たとえば家族旅行のとき、僕は行く場所をつい広げすぎてしまうことがあります。そんなとき彼女は、どこでご飯を食べ、どう移動し、ホテルにチェックインするまでは何をして過ごすかなど、抜けている点を見つけてフォローしてくれることが安心に繋がりました。
一方で、あまりにも違うタイプの2人でしたので、コミュニケーションが噛み合わないことが多々ありました。この点はお互いの認識のすり合わせを丁寧にすることで、少しずつ理解し合うことができました。
結婚してからも僕の個人的な用事に対して意見を言ってくれて気づくことがあったり、料理も栄養バランスを考えて作ってくれていたり、本当に頼りになります。育児も一緒に取り組むことができて毎日が楽しいです。
経済力を選ぶにしても家庭力を選ぶにしても、あなたの責任において決めるもの。たくさん悩んで決断した「結婚相手の選択」に絶対の自信を持ちましょう。どんな未来がイメージできましたか? 最後にやっち先生から、お悩み真っ只中にいるあなたへの応援メッセージをお届けします!
婚活において、経済力と家庭力についての悩みは尽きません。僕がそうであったように、まずは相手のスペックは置いておいて、自分の性格や特徴から何を必要とするか考えてみてください。
僕はカップルカウンセリングも行いますが、実はうまくいっている夫婦のほとんどが真逆のタイプだったりします。
お互いがお互いを補い合う、または能力を高め合っていることが、カウンセリングで分かります。よく「性格の不一致」による離婚が多いという話がありますが、個人的にそれは「自己理解が足りなかった」からではないかと考えています。
自分はこの部分で相手の力になれそうだけど、あの部分はちょっと助けてほしいかもしれない。そのように一度、自身の棚卸しをしてみましょう。そのうえで、出会った方の人間性を見つめてください。いい意味で自分中心に考えられるので、後悔なく結婚相手を選べるのではないでしょうか。
【協力してくれたカウンセラー】
新宿を拠点に活動している心理カウンセラー。専門分野は、恋愛・家庭・人間関係。2017年より恋愛アドバイザーとして独立、10万人が登録するスキルシェアサービスのアワード2017・2018恋愛/婚活部門を受賞している。