編集者・ライターは「友人のLINEを添削したくなるあるある」。この短いやり取りだけでも「煮詰まった」「的を得る」という典型的な誤用と、三点リーダーの使い方、「たり・たりの法則」の無視、記号の後に全角スペースが空いていないことなどにモヤモヤ。基本的にはそのまま流すが、相手が別の場所で間違いを指摘されないか気になってしまう。
外回りの営業マンは、「気づいたらLINEで美味しいお店をプレゼンしているあるある」。体力を使ううえにストレスも多い仕事柄か、ランチの時間に癒されているうちにだんだん食へのこだわりが強くなり、広大な範囲の名店を把握するように。一分野に突き抜けた独自のグルメマップは、友人間の評判が良い。メモ代わりにSNSに投稿していた食レポ日記がそれなりの支持を集めることも。
デザイナー・イラストレーターは「好みのものは大体自分で作るあるある」。イラストや好みの写真をプリントしたスマホケース・トートバッグなども個人で制作するが、LINEのクリエイタースタンプは手を出しやすく、それなりのリターンもあるので、何種類か作って自分で使っている。趣味の活動を通して、大幅な収入アップや新しい仕事につながることも。
ベンチャー企業の社長は「多忙なのに鬼のようにレスが早いあるある」。仕事中は分刻みのスケジュールを溌溂と消化し、プライベートでも予定がぎっしりだが、隙間時間の有意義な使い方がうますぎて、LINEへのレスを含めた1日のタスク量が尋常じゃない。朝は早く夜は遅く、若者のトレンドはしっかりと抑え、「いつ寝ているんですか?」と聞かれがち。
馬主は、馬を愛しすぎて「もはや馬がLINEしているあるある」。アイコンもヘッダーも愛馬だし、状態に関する話やレースの結果も馬視点なので、相手は馬要素を除く馬主の人柄を忘れる。そこまではいかないにしてもスタンスが親。どっちにしろ馬。「あなたは馬の話をしているときが一番生き生きしているね」と、パートナーに呆れながら言われることも。
以上、「職業別LINEあるある」を5つ見てきました。いかがでしたか? ご自身が共感できるという方も、身近に似たような人がいるという方もいたのではないでしょうか。このほかにも、クスッとくる「あるある」がたくさんあるはず。職業病や公私混同というよりは、プライベートのLINEにすら仕事上の強みが出ていると前向きに捉えて、ぜひそのままでいてくださいね。