観光スポットにもなっている台北最古のお寺、龍山寺。
観世音菩薩をご本尊として祀られてており、天上聖母(航海・漁業の守護神)や文昌帝君(学問の神様)、関聖帝君(商売の神様)、月下老人(良縁の神様)等、様々な神様が祀られており、オールマイティーなお寺としても知られています。
また屋根の上の龍や鳳凰の彫刻、本殿にある龍が螺旋状に層をなしている円形天井など、芸術的な装飾や建物など、一見の価値があるお寺です。
龍山寺に祀られている神様たち
龍山寺の本殿には、観世音菩薩が祀られており、観世音菩薩の横には文殊菩薩、普賢菩薩の神様がいらっしゃいます。
そして本殿の裏の右側に華佗神様、文昌帝君殿に、魁星神様、文昌帝君、馬爺、朱子神様。
天上聖母殿に、鎮守神、城媓神、竜神、水仙神様、太陽神、媽祖神様、月神、註生神様、池頭夫人、十二婆者。
関聖帝君殿には、三官神様、関聖帝君、地蔵王菩薩、そして左側に月下老人がいらっしゃいます。
参拝の方法は?
龍山寺の入口は右側から。入るとお線香とロウソク、お供え物が売られている場所があるので、こちらで線香を3本いただきます。
「観音香炉→天公香炉→媽祖香炉」と3つの香炉があるので、こちらにお参りをしながら線香をお供えしていきます。
参拝の仕方は、神様に向かってお線香を両手で持ち、名前、生年月日、住所を心の中で言い、3回頭を下げます。
頭を下げたら香炉に行き、左手で一本線香を入れます。香炉は全部で3つあるので、それぞれの神様にお参りをしましょう。
ポエ占いでおみくじを引いてみよう!
お寺の中でカチャカチャと音をさせながら、赤い木片を落としている人を見かけますが、これはポエ占いというもの。赤い三日月のような木片は筊杯(ジャオベイ)と呼ばれており、台湾語でポエとも呼ばれています。
今回はこれを使ったおみくじをご紹介します。
1.まずポエ2個を胸の前に持ち、氏名、住所、生年月日と最後にお願い事を神様に伝えます 。
2.ポエをそっと地面に落とします。
3.落ちたポエの裏表の組み合わせで神様の判断を仰ぎましょう。
・表と裏(聖筊):神様が願い事に対して同意したという意味でOK
・両面とも表(笑杯):神様がまだ同意を出すかどうか悩んでいる状態なのでもう一度
・両面とも裏(陰筊):神様が願い事に対して不同意であるという意味なのでもう一度
※尚、聖筊が出るまでポエを落として神様に聞く必要があります。
4.聖筊がでたらおみくじを引いて、番号を覚えます。
5.その番号が正しい答えか確認するため、もう一度ポエを落として神様に聞きます。
6.そこで聖筊が3回連続で出たらOKという答えなので、奥に設置してある木箱からおみくじと同じ番号のおみくじを取りましょう。OKがでなければ、やり直しです。
日本と違い大吉や小吉ではなく、上中下で記載がされています。上上が大吉、下下が凶という具合。
占いの内容は漢字で記載されているので、LINE翻訳などの翻訳機を使えば大体の意味がわかるので活用してくださいね。
不思議な感覚を味わえる朝の龍山寺
尚、龍山寺は朝6時から開放されています。
早朝の龍山寺には得も言えない空気が流れており、その場にいるだけで心が癒やされ、身体の奥からパワーが漲るような不思議な感覚を味わうことができます。
個人的にお気に入りの場所ですので、ぜひ訪れてみてくださいね。