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この漫画の主人公を、顔で選んだから後悔することになったんだ。と思うかもしれません。
確かに、彼は小説家にはなれませんでした。
でも、この3年間で少なくとも小説家になる努力はしてきたはずです(努力の加減は人それぞれなので、そこは置いといて)。
では、里奈は?
自分の将来の不安を全て相手のせいにしていますが、この3年間、里奈はいったい何をしてきたのでしょう。
ヒモの彼と一緒にいることを選んだ時点で、自分の未来がいばらの道であることはわかっていたはず。
家事全般を彼にお願いして、自分のステップアップを図ることだってできたのです。
それなのに、相手にばかり結果を求め、自分のことは二の次。
つまり、これは自分の努力を怠った結果でもあるのです。
お金か顔か、ではなく、相手に求めるだけの人生を選んだ時点で、どちらも辛く険しい未来が待っています。
まぁ、その未来を幸せに変えることができるのも、自分次第なのですが……。