生まれてこのかた、抽選と名の付くものには当選したことがなく、分かれ道では100パーセント間違った方を選ぶ(二択なのに……)女・B子。継続してラッキーフードを食べれば、そんな女でもちょっとした幸せに恵まれるのでしょうか?実際に検証してみました。
占い師の先生に名前と生年月日をお伝えし、届いたのが下記、その月の「B子専用ラッキーフード」です。期間を1カ月として、これを毎日食べる「ラッキーフード生活」を始めることにしました。
《ラッキーフード約1カ月分》ブルーベリー・バナナ・シナモン・ブロッコリー・赤ピーマン・金ごま・スモークサーモン・アーモンド・チーズ・レンズ豆・マッシュルーム・パンプキンシード(かぼちゃの種)・青魚・チョコ・酵素玄米(寝かせ玄米)・かぼちゃ・きなこ・りんご・山芋・カリフラワー・レモン・ヨーグルト・アセロラ・栗・ぶり・海老
《ラッキーフード生活のルール》
☆1日目のブルーベリーから最終日の海老まで、その日のラッキーフードを1食食べる
☆主に勤務中のランチとして食べる
☆この期間、食べたものとその日の出来事を記録する日記をつける
初日から「新宿(勤務地)」と「新鮮なブルーベリー」という、親和性の低そうな組み合わせにぶつかりました。勤務中に、大都会の真ん中で乾燥していないブルーベリーを探す2時間の旅に出ます。B子個人的にも、予算を出している編集部的にもいきなり雲行きが怪しいですね。
フルーツが続いたことで、連日普通の昼食と、なかなかガッツリめのおやつを摂取することになりました。天気が良かったので、編集部のグループLINEに「天高くB肥ゆる冬」と送り付け、「うまいこと言った」と悦に浸ります。(出典:蘇味道に贈る)。ラッキーフード生活は1カ月後の体重も注目ポイントになりそうですよ。
この日、B子が推しているアイドルグループが幕張で行うライブのチケットが届きました。大規模なツアーのため、チケットの入手自体は簡単ですが、問題なのは座席。会場は、よっぽどの良席でなければステージがまったく見えないとうわさの約3万人のハコなのです。
阿鼻叫喚の様相を呈するX(旧Twitter)のタイムラインを眺めながら、こういうとき後ろから2番目あたりを引きがちなB子。ラッキーフードの効果を検証するにはうってつけのイベントですが……。最大限まで期待値を下げてチケットを確認しました。そして目に入ったのは、最前ブロック「A」、そして「1列目」という文字。
正規のルートで最前列を引き当てる人って、実在したんですね。
B子は、同じ推しグループが東南アジアで行うライブにも参戦することにしました。こちらもチケットの入手自体は難しくないものの、せっかく海を渡るのに「座席運」がなくステージやメンバーが見えない、という事態はなんとしても避けたいところです。
しかし結果的には、もっともステージに近い最前ブロック(スタンディング)への滑り込みに成功しました。さらに、開場前にあらかじめ割り振られた番号順で待機し、入場後に先着でスペースを確保できるスタイルなのですが、B子の整理番号は100番以下。メイン・サブステージ、花道、いずれかの最前列を勝ち取れることが確定しました。
この日は、幕張のライブ当日でした。生まれて初めての最前列は、人の頭などに視界を遮られないため、「推しを見る」ことに集中できたぶんさらに素晴らしく感じられ、推しのメッセージ入りの銀テープまで獲得。また、B子はフリーの仕事も掛け持ちしているため、この日までに10連勤や徹夜作業を繰り返していたものの、身体も心も好調そのもの。
東南アジアでのライブが1週間後に迫ったこの日は、同アイドルのわずか30枠の直筆サイン入りポストカードに当選。メンバーはランダムですが、当日現地で推しをゲットしました。
※なお、しっかりメインステージの最前列を確保したライブでは、目の前の真正面に推しが座るとんでもない幸運に恵まれるも、目を合わせられず、スニーカーを凝視していました。赤いバンズでした。合掌。
開始直後にライブの最前列を引き当てるという人生最高の幸運を発揮してしまいましたが、その後も運試しのイベントが多発して、いずれも満足度の高い結果に終わりました。習慣のようにチケット争奪戦や座席チャレンジに挑むオタクと、このようにライトな占いはなかなか相性が良いのでは?ちょっとした幸運を期待する方に、ぜひおすすめします!
鑑定歴10年以上のベテラン占い師。様々な年齢層、バックグラウンドの方々を鑑定され、悩める方がその人らしい人生を切り開いていくためのお手伝いをされています。