第22回の診察は、恋愛において「好き」という感情を抱いていない相手であっても、言葉巧みにいい寄られると、断りきれずに関係を持ってしまう。だから、押しに負けない強さが欲しい……というお悩みです。おそらく、押しに弱いと思っている人の多くは「NO!」と言うことで嫌われたくない、自分勝手だと思われたくない、そんな感情も少なからずあるのではないでしょうか。
まずは、占い・心理テストクリエーター脇田先生による問診で、自分は押しに弱いのか強いのかを診断! 結果に合わせた映画のヒロインから“強い心”を持つための秘訣も学べます!
あなたはどれを選びましたか? さっそく結果を見てみましょう。
この心理テストで分かること
「あなたの押しの弱さ」
深層心理において、“ピンチの状態”はあなた自身が現実社会において困った状況に陥ることを意味します。そして、その後の展開がどうなるかは、あなたのネガティブさや夢見がちな部分が反映されると言えます。そのため、どんな展開を予想するかによって、あなたの押しの弱さが分かるのです。
「正義の味方が助けに来る」を選んだあなた……
押しの弱さ度35%あなたはナチュラルに押しに強いタイプ。小さいことにクヨクヨとこだわらない器の大きさを持っていると言えます。どんなに苦しいことも「忘れる」ことができるからこそ、人間は強く生きていける。そんな心の広さが、周りの人達を朗らかにするのでしょう。本当はあなた自身、悩んだり泣いたりすることもあるかもしれません。でも、そんなネガティブ思考では人生がもったいないと感じるのがあなたの美徳です。
押しの弱さ度35%のあなたに処方したいのは『娼婦ベロニカ』。邦題からはちょっとエロチックな映画なのかと想像するかもしれませんが、原題は「Dangerous Beauty」、「A Destiny of Her Own」というタイトルで公開された国もあるように、16世紀のヴェネチアを舞台にした、詩人であり高級娼婦でもあったベロニカ・フランコの生き方、愛の貫き方を描いた映画です。「ネガティブ思考では人生がもったいない」と感じる人は、きっとベロニカの選択に共感すると思います。ヴェネチアの街並、衣装、ベロニカ役のキャサリン・マコーマックが美しい!
「何とか自力で逃げ出す」を選んだあなた……
押しの弱さ度65%あなたは、バランス感覚に優れるちょい押しに弱いタイプ。ポジティブでもなくネガティブでもない、自分なりの心のバランスを保つ術を知っているのでしょう。感情に流されるのを好まない性格のため、自分で自分をコントロールしたいと感じるのかもしれません。でも、実はとても感情的で激しさを持っているあなたです。自分で自分の本心にフタをして、見て見ぬふりするところがあるので、もう少し自分に正直になってみては。
押しの弱さ度65%のあなたに処方したいのは『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』。アメコミ原作の『スーサイド・スクワッド』に登場していたハーレイ・クインを主人公にした映画です。悪のカリスマ、ジョーカーと別れた後は、恋愛からも解放されて、とにかく自由奔放!「とても感情的で激しさを持っている」のに「本心にフタをして」いる人にとっては、彼女の行動はどこか羨ましく映るのではないでしょうか。自分は、本当はどうしたいのか──時には心のままに行動してみると、駆け引きを楽しめるようになるかも!
「運よく難を逃れる」を選んだあなた……
押しの弱さ5度%あなたはとにかくエネルギッシュでゴリ押しに強いタイプ。どんなにくじけそうなことがあったとしても、心を強く持って笑顔を忘れません。感情的になることも少なくありませんが、そのポジティブさに周囲の人達も心を開いてあなたの助けになってくれるでしょう。あなた自身が持つそのプラス思考が、幸せな未来を呼び込むのかも。でも、周囲の人たちの気持ちにも配慮しないと反感を買われるので注意が必要です。
押しの弱さ度5%のあなたに処方したいのは『アバウト・レイ 16歳の決断』。相手に流されることはほぼない、自分自身がこうと決めたらそれを貫く強さを持っている人だと思います。この映画の主人公のレイ(エル・ファニング)も強い人です。トランスジェンダーのレイは、16歳の誕生日をきっかけに、身も心も男の子として生きたいと決断。お母さんやおばあちゃんと衝突しながらも「自分自身に正直に生きる」ことを決して諦めません。相手に受け入れてもらえないときはどうしたらいいのか、相手を受け入れるにはどうしたらいいのか、自分も周囲の人も、両方への思いやりを学べます!
「散々にやられてしまう」を選んだあなた……
押しの弱さ度90%あなたは、かなり押しに弱い繊細なタイプ。自分に自信を持たなさ過ぎるのが残念なところかも。本当は慎み深くて可愛い性格なのに、謙虚が度を越してネガティブになっていませんか。慎重派で安定を好む性格だから、あれこれと心配して結局動かないなんてことも。もう少しポジティブになって、あらゆることをドーンと受け止める姿勢でいた方が、あなたの魅力も花開くでしょう。もう少し自分勝手になって!
押しの弱さ度90%のあなたに処方したいのは『女王陛下のお気に入り』。90%とあまり嬉しくない数字ではありますが、言い換えれば、あなたはとても優しく寛大な人です。でも!時には「NO!」と言うことも必要。この映画の舞台は18世紀初頭のイングランド。アン王女と、王女のもとで権力を握る女官長のサラ、上流階級から没落した侍女のアビゲイルは三者三様、強くて、自分勝手で、策略家で、相手をどうやってコントロールしようかと常に考えています。彼女たちのように振る舞うのは無理だとしても、こういう種類の女性もいるんだと知ることで、少しは自分勝手になれるかもしれません。
絶体絶命のピンチがどういう展開になるかによって分かる「あなたの押しの弱さ度」、みなさん結果はいかがでしたか?
押しに負けない強さを身につけることももちろん大切ですが、そもそも押しの強い人=自分本位に考えがちな人とも捉えられるので、そういう人とは距離を置いたほうがいい場合もあります。心優しい人だったら、一方的に押しつけてこないですし、相手の都合や気持ちも聞くはずです。自分の気持ちがはっきりしないときは「NO!」と言える女性を目指したいですね。
心理テスト監修
占い・心理テストクリエーター/脇田尚揮