可愛い子は絶対で、声の大きい子は強くて、彼氏のいる子は偉い。学生時代、小さな教室を支配していた価値観はわかりやすかったですね。限定的な空間でもてはやされる「なにか」になるために、大なり小なり自分を誤魔化したことのある人も、きっと少なくないはず。
当時どうしてもなりたかった「なにか」になりきれなくて、下手な見栄を張っていたことを、ベッドで身悶えながら思い出すあなた。だったら強くなくても偉くなくても、あなたのことを友達だと言って、一緒に笑ったあの子のことも、たまには思い出してみませんか?黒歴史として遠ざけてきた記憶からも、大切なものを見つけられるかも。次回も「あの日のまんが」をお楽しみに。