年上の男性って頼りになるし、素敵に見える瞬間が多くありませんか?
そんな我が家も知っての通り、年の差夫婦です…が、
「年の差なんて関係ないよ! 年の差婚おすすめだよ!」
…なんて、全く思いません。
今だからこそ年の差を乗り越え最愛の人と生きていく選択をしましたが、私は年の差婚を周りにすすめる気はないし、むしろデメリットも多いので、よく考えたほうがいいよ? とアドバイスするようにしています。
以前、SNSでこんな質問をもらいました。
「バイト先の社員さんに片思い中です。私はまだ高校生でその方とは20歳以上離れています。年の差恋愛を叶えるアドバイスを下さい!」
年齢的に考えたら、その社員さんはおそらく30代後半。高校生からしたら、同年代にはない落ち着いた雰囲気に惹かれてしまう気持ちもよく分かります。
でもそれは「今の彼」だから、ドキドキするんだと思うんです。
例えばこの恋が実ったとして、彼女が成人式を迎える頃、彼はもう40歳。
その後、順調に結婚して、25歳過ぎに子供が欲しいと思った頃には、彼は50歳を迎えようとしています。
そこから様々な問題が発生してくるのです。
子供が成人するまで仕事はあるのか?
夫に代わって自分の収入を柱に生活していく覚悟はあるのか?
はたまた年上の夫から「年齢的に今から子供は考えられない…」と言われてしまう可能性もあります。そうなったときに現実を受け入れられるのか?
同年代の結婚なら考えなくていいようなことでも年の差婚ではそうはいきません。
リスクを背負いながら未来を選択していく…
これが年の差婚のリアルなんだと思います。
じゃあ、なんでゆき蔵は年の差婚をしたの?って、純粋に思いますよね?
私が声を大にして言いたいのは、「年の差」ではなく「最愛の人」であるかどうかが、結婚を決めるのに重要なことだったのです!
絶対にこの人と添い遂げたい! この人がいれば大丈夫!! そんな風に思えたなら、年の差なんて気にせずまっすぐ愛しちゃおうよ! と私も応援しちゃいます。
ただ、その先に諦めなきゃいけないことが待ち構えているかもしれません。そのときに欲張らず、自然の流れに身を任せられるか? それほど人生を共にしたい相手なのかを見極めることが大事なんじゃないでしょうか?
理想通りにならなくたって、貴方がいればオールOK! そう思える相手じゃない限り、年の差婚(恋愛)はおすすめしません。
質問してくれた高校生にもそう伝えました。
若いうちに色んな人と出会い、良い恋をして欲しいものです。そして最後に選んだ相手がやはりその方だったら全力で応援します!
昨今のイケオジブームによって、年上の男性って素敵だなぁ〜と感じる人も増えたはず。自分より長い人生を歩んでいる分、尊敬できたり優しいところがたくさんあって好きになっちゃう女子達も多いと思います。
でも、イケオジだって数年後にはオジィちゃんになります。今の彼が素敵でその姿に恋したって、それはとても短い幻のようなものです。
今の自分が若ければ尚更、相手の変化に戸惑うかもしれません。私が40歳になる頃、夫は還暦…イメージしづらいと思いますが、これが年の差婚の現実です。
共に老いてくことができない分、「今」ではなく「将来」まで愛せるのかどうか。
年の差婚にとって、それはとても大切なことです。
だからこそ、年の差婚を考えている人がいたらこう答えます。
「愛さえあればOK…でも、将来を受け入れる覚悟は必須だよ!」
それが年の差婚の本音かもしれません。
最後まで読んでくださりありがとうございました!