「結婚適齢期」
この言葉に悩まされる人は多いんじゃないでしょうか?
女性が考える適齢期は27歳が一番多いそうです。
30歳までには結婚したい! そう思う気持ち…女性なら多少ありますよね?
実は私もその一人でした。
20代半ばを過ぎた頃から結婚ラッシュがはじまり、次々と大人の階段を登っていく友人達。
当時の私に結婚の予定はなく、自分だけ取り残されているようで焦っていました。
そんな私をさらに焦らせたのが兄の存在。
兄は若くして結婚し、子供もいて、さらには夢のマイホームも建て、パーフェクトすぎる人生を歩んでいたのです。
きっと兄と比べられる…身内からの視線が痛い!
早く結婚して親を安心させなきゃ!
そんな強迫観念が常につきまとって離れませんでした。
私は私! 周りと比べる必要はないんだ…な〜んて、簡単に思えたらどんなに楽か!!
だって、世の中には女性たちを追い詰める言葉が溢れているじゃないですか…。
アラサー女子、行き遅れ、売れ残ったクリスマスケーキ(古い?)
女性を皮肉る言葉の多いこと!!
そんな言葉を聞いたら焦って当然。
でも、適齢期って誰しも同じなんでしょうか?
私が結婚したときに職場の先輩から言われた一言があります。
「適齢期に結婚できて良かったね!」
この言葉が魚の小骨のようにずっと刺さっていたのです。
結婚って年齢でするものなのでしょうか?
運命の人と出会えるのは20代限定!…なんてわけはなく、人によって10代の時もあれば40代の時だってあるでしょう。
そうは言っても、子供が欲しい女性にとっては年齢のタイムリミットがあるのよ! と聞こえてきそうですが、早くに結婚しても不妊に悩む夫婦がいるのも事実です…。子供がいても夫婦仲がギクシャクしている友人もいます。
「結婚」の先に望むことは人によって違うかもしれませんが、まずは、幸せになるためにもパートナー選びが大切なはず。
でも、今だからそう思えるのかもしれません。適齢期に踊らされ、自分を見失っていた頃。
私は世間の目から救ってくれる誰かをとにかく探していました。
早く結婚して、30歳までに子供を産んで…それを例えるならタイムセールのワゴン。どんな商品かもろくに見ず時間内に会計を終わらせることに必死だったんです。
冷静に考えてみれば、時間をかけて選んだ一枚のほうがずっと大切にするんじゃないかと思います。
洋服だったら「失敗したな〜」で済みますが、結婚はそうはいきませんよね。
私は迷って悩んで選んだ結果、Kちゃんと結婚できました。
自分を見失わず適齢期は自分で決めることが大切なんだと身をもって痛感しました。
結婚は30歳までに! と焦るよりも、誰と結婚するかが重要。
世間が決めた適齢期に振り回されると、運命の人に気がつけないかもしれません…。
Kちゃんの友人に、ずっと独身を貫いてたのに還暦手前で結婚した人がいます。
「年齢的に子供は考えてないし、結婚式も挙げないけどね。後の人生、彼女と一緒に暮らしていきたいと思えたんだよ」
そう話す彼の笑顔はこちらまで幸せにしてくれました。
眩しいくらいの純愛に思わず拍手喝采してしまった私です。笑
何が言いたいかというと、適齢期なんて他人が決めることじゃないってことです。
周りの意見ばかり聞いてるとそれに左右され、自分の気持ちが分からなくなってしまいます。
世間や他人の意見より自分の心の声と向き合うことが大切かもしれませんね!
最後まで読んで下さりありがとうございました!