自分達が選んだDINKsの道。
夫と二人の生活に満足してるし、毎日幸せに過ごせているのに時々ふと
本当に満足してる?
後悔はない?
と自分に問いかけてしまう瞬間があるんです。
たくさん悩んで、もう振り返らずに人生を歩んでいくと決めたのに…。
もとから子なしを希望していたわけじゃない夫婦に突然訪れる心の落とし穴。
私の場合は職場の後輩がママになる時期に、それは決まって訪れました。
社会人になって右も左も分からず、挨拶さえまともにできなかった後輩達。
そんな彼女達が数年後には結婚して子供を授かり、ママになっていく…。
ずっと後ろを走っていたと思っていたのに、私が知ることのない経験をして、大人の道を一気に駆け抜けていく。
そんな彼女達を見ていると、自分でも戸惑うほど心が揺れてしまいます。
そんなときは一旦立ち止まり、考えてみるんです。
なぜ心がこんなにも揺れるのか?
「結婚したら子供を持つ」
その昔から根付いている日本の価値観が、私の中で消化しきれてない証拠かもしれません。
今の人生に納得はしているものの、心のどこかで当たり前に子供を産み育てる選択ができた人に劣等感を抱いているんだと思います。
何で私はその価値観から脱線してしまったのでしょうか。自分が50代、60代になったとき、全く後悔しないと言い切れる? 愛する夫との子供を見ずに人生を終わっていいのか?
だからといって、子供を持てる環境でないのは変わらない事実です。
「自分で選んだんだから」
そう言われてしまえばその通り。
誰に強制されたわけじゃない、私達夫婦が選んだ道。
子供を持つことへの価値観の違いで離婚する夫婦は珍しくありません。私達もそうなる可能性はあったはず。なのに、その選択をしていない。
それは何でだろう…?
立ち止まり考えてみると、私は自由で垣根のない性格のKちゃんだから好きになりました。
きっと私達の間に子供ができたら、Kちゃんに世間でいう安定を求め、好きだったはずの自由な性格を否定してしまうことでしょう。
「フラフラして、親としての自覚がない!」と厳しい言葉をぶつける将来が見えるようでした。
二人の仲に亀裂が入るくらいなら、子供を持たない人生を生きていこう。
お互いを最大限に認めて愛せる今が、私達のベストだね。
それが、私の中で納得できた結論でした。
突然訪れた心の落とし穴。
夫の存在を改めて見つめ直すと、子供を持たない選択が間違いでなかったと思えました。
とはいえ、這い上がるのに何日も費やすほどの大きな穴に落ちてしまうこともあります。なるべく前向きでいようとは思っていますが…なかなか難しいです。
今まで後悔しない選択をしてきたつもりだし、迷いはないと確信しています。
でも、時には振り返り、自分の歩んだ足跡を確認することがあっても良いんじゃないでしょうか? ずっと前を見て走り続けていると疲れてしまいますしね。笑
理不尽に怒ったり、手に負えないくらい泣いたり…そんなときがあったって良い! 人間には感情があるのですから。
最後まで読んで下さりありがとうございました!