「セクハラ」と聞いてどんなイメージを持ちますか? 大半の人が男性から女性へ向けたセンシティブな言葉や行動をイメージするのではないでしょうか。
しかし、私が働くアパレル業界は女社会。
その中には女同士のセクハラ行動が溢れているのです…。
以前、こんなことがありました。
30代の独身女性に対して
「結婚して子供産んだら一人前だよ!」
と言葉をかけた40代の同僚がいたんです。
この時代にそんなこと言っちゃう!? と、その場にいた私は正直ギョッとしました。
これって同じような発言を男性がしたのなら、多くの女性が不快に思いセクハラだと感じると思うんですよね。
なのに、女性同士だと特に問題視されることなく消えてしまう…。
セクハラに性別は関係あるのでしょうか?
例えば、その発言に対しセクハラだと訴えたとしても、「いやいや、女同士でセクハラって」と流されて終わることでしょう。
そう、女同士のセクハラは問題として浮上しにくいのです。
なぜ浮上しにくいのか…それは言っている当人に悪気がないからだと思います。
私のような子なし夫婦に対しても
「早く子供つくりな?」
「若いうちに産んだほうが楽だよ〜」
と、センシティブな内容をサラリと話してくるのですから。言う側にとってはアドバイスであり、日常会話の延長なんだろうな〜と感じました。
だからといって、女同士なんだから良いじゃない! と思える人ばかりではありませんよね。そんなときはきちんと伝えることが大切かもしれません。
私も以前「子供のことはあまり言われたくないです」とハッキリ伝えたら、「気を悪くしたならゴメン!」と驚くほどすんなり引き下がってくれました。きっと悪気がなかったからですよね。
円満な人間関係を築くには、お互いの意思表示を明確にすることが時には必要なのかもしれません。
人を傷つけ不快にする言葉。加害者、被害者に性別は関係ありません。
同性はもちろん、女性から男性に対してもセクハラは存在すると思います。
「まだ結婚しないの?」
「しっかりしなよ、男なんだから…」
男性へ向けた悪気のない発言は、女性のそれに比べると許されてしまう風潮があると思いませんか?
でも時代は男女平等、ジェンダーレスと多様化しています。女性が不快に感じるハラスメントは男性だって同じはず!
言葉に出す前に相手の立場にたって考えることが大切!…と、自分にも言い聞かせています。笑
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!