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やっぱり捨てなきゃ良かった…断捨離して大後悔したモノとは?

作成 : 2021.03.23 09:00
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「今までの人生をスッキリさせたい」「淀んだ部屋の空気を変えたい」など、さまざまな理由で断捨離は行われます。しかし、後から「やっぱり捨てなきゃ良かった」と、後悔してしまうこともしばしば……。今回は、断捨離して失敗したモノにまつわるエピソードを読者の方々から募集しました。

断捨離で後悔したモノ①「本」

「就職が決まった時期に、『どうせ読むヒマ無くなるし』と思って学生時代の好きだった漫画やイラスト集を全部売ってしまったのですが、いざ働いてみると部屋に自分の拠り所になるものが無くてつらかったです。今思うとアレはやめておけば良かったです」

(20代後半女性/事務職)

「正確には捨てたわけじゃないんですが、引っ越しするにあたって持ってた本や漫画を古本屋にほとんど売り払った後『やっぱ読みたい…売らなきゃ良かった…』と思って、結局同じラインナップを電子書籍で買い揃えたことがあります」

(20代後半男性/飲食業)

断捨離で後悔したモノ②「手紙」

「鳩サブレの黄色い缶にいっぱいの元カノのラブレターですかね? もう絶対読み返さないけど、そこにあるだけで良かったのかも。『捨ててない』って気持ちだけで良かったのかもなって思います」

(30代後半男性/自営業)

断捨離で後悔したモノ③「服」

「自分の衣服を季節ごとに全部入れ替えて、着なくなったものは全部リサイクル。ワンシーズン3セット着回し生活にチャレンジしていました。だけど、季節の変わり目に服が足りなくなって寒くなるんですよね。やっぱり季節外れのモノは買うようになりました」

(20代後半女性/主婦)

断捨離で後悔したモノ④「自転車」

「断捨離で後悔したのは、亡くなったおじいちゃんに整備してもらっていた自転車を家の改装時に処分したことですかね。フレームがボロボロだったし、仮住まいの家のどこにも置き場が無かったしで、仕方ないとは思うのですが、未だに取っておく方法は無かったのかなって考えてしまいます」

(30代前半女性/主婦)

断捨離で後悔したモノ⑤「ぬいぐるみ・フィギュア」

「幼い頃からずっとベッド脇にあったぬいぐるみたちを処分したのは未だに後悔しています。ショップやSNSで同じタイプのぬいぐるみを見かけるたびに『あの子たちは今頃どうしているんだろう…』と、少し胸を痛めてしまいます」

(30代前半女性/IT関係)

「20代の頃集めていた大量のフィギュアを一気に断捨離したときは何とも言えませんでした。当時は人気でよく出回っていたため『まぁいいや』と思って特に惜しまず処分したフィギュアが、現在だと制作会社倒産の影響で大変な値上がりになっているそうで…。オークションサイトを見るたびに歯がゆい思いをしています」

(30代後半男性/自営業)

断捨離で後悔したモノ⑥「卒業証書」

「私ではなく母なのですが、断捨離で私の小学生時代の賞状や卒業証書、美術の時間の課題絵などを全部処分してしまったんです。もともとモノに頓着しない人だったんですが、まさか娘の私の思い出まで捨ててしまうとは…。泣いても怒ってももう戻ってこないので仕方ないですが、少なくとも私の息子のモノは大切にしようと思っています」

(40代女性/主婦)

本当に捨てて後悔しませんか?

本来、「断捨離」はモノへの執着から離れるのが目的のひとつですが、捨てたことに後悔し、ますます執着してしまうこともあります。今回紹介した方々のように、買い直したり、断捨離をやめたといった例も少なくないようです。

断舎離した直後はすっきりしても、しばらく時間を置いて部屋を見渡したとき、ふつふつと後悔が湧き上がってくるかもしれません。

その「断捨離」が果たして本当に必要なのか、一時の気まぐれにならないか、よくよく考えて判断することが大切です。大事なモノは手放さないよう、くれぐれもご注意を…。

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ゆりいか
ライター
1989年生まれ、ライター。書籍やネットカルチャー、住まいなどをテーマに記事を書いています。主な執筆に『百合写真集』(一迅社)、『平成まとめクイズ』(永岡書店)『ゆりいかの文学住散歩』(日本住宅新聞)など。また、毎週月曜日に新宿ゴールデン街の文壇バー『月に吠える』でバーテンをしています。