暗く静まりかえった部屋の中。
何やら物音がして振り返ったKちゃん…そこに立っていたのはバットを振りかざしたS子の姿でした。
突然の出来事に訳も分からず逃げ出したKちゃんでしたが、途中ポケットの中の携帯が鳴っていることに気がつきました。
着信の相手はS子でした。恐る恐る出てみると
「私、限界。こんなに辛いなら…もう…」
それだけ告げるとS子は通話を切ってしまいました。ただ事ではない気配を感じとって、すぐさまマンションに戻ったKちゃん。
しかしS子はそんなKちゃんをよそにピンピンしていたのでした。
引っ越しも終わり、やっとこの生活ともオサラバだと思った矢先…また私の携帯が鳴ったのです。