Kちゃんと過ごす時間が増えるにつれて、周りから言われるようになったことがあります。
「ゆき蔵、明るくなったね。」
自分ではあまり自覚がなかったのですが改めて思えば確かにそうでした。
Uと離婚した当時、私は卑屈で周りの幸せを妬み自分の人生に価値を見出せなくなっていたのです。そんな負の感情にまみれていた私を救ってくれたのがKちゃんの存在でした。
毎日が苦痛でたまらなかった私。Kちゃんという最愛の人ができてからは嘘のように生きるのが楽になりました。
もちろん全てが順調というわけではありません。諦めたことも多々あります。
それらを手放してでもこの人と生きていきたいと思えたのです。私はこの時から結婚を意識しはじめていました。