「あの人にさえ出会わなければ……」
こんな風に恨み節でいたところで、良縁は掴めません。どんな別れにも何かしら反省するべき点があります。逃げずに反省点を直視することで、恋愛における自分の弱点が見えてきます。
あるある反省点①
・結婚に焦り、相手の本質を見極めきれてなかった
・そもそも交際時点で浮気やモラハラ、借金などの「おクズ様」だった
・周りから忠告されていたのに「この人しかいない」と思い込んでしまった
など見る目がなかった系(相手がおクズ様)
あるある反省点②
・上げ膳据え膳して尽くしすぎてしまった
・相手に嫌われたくなくて言いたいことをガマンして従っていた
・理不尽にジッと耐えて調子に乗らせてしまった
など甘やかしすぎ系(相手を調子に乗らせる)
あるある反省点③
・感情的にキレてしまう癖があった
・勝手な不安から束縛、詮索しウンザリされてしまった
・「私なんてどうせ……」と日々被害者アピールしていた
など感情のコントロールが苦手系(相手との関係が拗れる)
相手がいい人でも自分の未熟さから関係がうまくいかなくなってしまうこともあります。相手が「おクズ様」で、散々な目に合ってしまうこともあります。
大切なのは、
・どうしてその人を選んでしまったのか?
・どうして関係が拗れてしまったのか?
そのときの感情を整理して冷静に分析することです。
これができたとき、別れも貴女の人生の糧になります。ただただ「あの人のせいで……」「私のせいで……」と堂々めぐりしているだけでは、失敗を成功の素にはできないのです(いません? 30年前の恨み話を延々としているご婦人……。そんな風になるで?)。
反省点を直視すると「私って言い寄ってくる男にすぐになびく傾向があるな」「男の人に嫌われるのが怖くて、言いなりになっちゃう部分があるな」「スリルがある恋愛が好きだったけど、結婚にスリルは必要なかったわ」「毒義実家でもなんとかなると思ったけど、そもそもあの人私を守ってくれるタイプじゃなかったな、昔から」など、いろいろなことに気がつけると思います。
そこに貴女の弱点がひそんでいるのです(尽くしやすい、舞い上がりやすい、依存しやすい、信じやすい、面倒なことは見ないフリしやすいなど)!
婚活にせよ、恋活にせよ、言い寄ってくる男性が現れたにせよ、好きな人ができたにせよ、前回の反省点を思い出し、冷静に相手のことも自分のことも観察してください(舞い上がってない?私大丈夫?)。
このとき「早くいい恋愛したいな」的な焦りの気持ちがあると、前回と似た恋愛パターンに陥ってしまいます! もう二度と同じ思いをしたくはないからこそ、「私ちゃんと相手のこと見極められているかな?」と自問自答することが大切なのです。
のメス力方程式を実行してください! これが次こそ相性のいい男性と巡り合うために必要なことなのですよ。
そして別れの原因を成功への踏み台として活かすことができれば、傷ついた心も癒すことができます。「あの過去があったからこそ、いまの幸せをありがた〜く噛み締めることができます……(トオイメ)」と過去のものとして昇華できる日がくるかもしれません。
あと重要なこと! バツイチになったらしい、婚約破棄したらしいと聞きつけると「おクズ様」が寄ってきがちだということもお知らせしておきます(実体験乙)。「ぐへへへ……傷ついた女の心の隙間に入っちゃお♡」というセッコイ「おクズ様」です。
彼らの耳当たりのいい言葉に踊らされないで、じっくり恋査定してジャンジャンふるいにかけていきましょうね(おクズさらばじゃw)。
バツイチ、婚約破棄……引け目を感じずに堂々と胸を張っていきましょう(押忍)!
神崎メリ(恋愛コラムニスト)