実はずーっとモヤッとしてたんです。
会話の端々から感じるマザコンの気配に。物事を決めるときも、何かの感想を聞いても
「僕は」じゃなくて「母さんは(なら)」って枕詞がしょっちゅうつくのっておかしくないですか? 私はあなたのお母さんじゃなくて、彼の意見が聞きたいのに。おまけに「お母さんの意見はわかったけど、●●くんはどう思う」って聞いても大した意見が出てこないんです。
「お前の意見はないんかい!!」ってイライラするけど、性格が素直だし顔面がタイプだから嫌いになれなくて……(笑)。
だけどやっぱり無理ですね。「親が大事」って気持ちは大切だけど、ここぞって場面で私より“母親”を優先する人とは結婚しても先が思いやられるだけですから。2人の記念日旅行に“母親”の意見をガンガン主張してくるKYっぷりもヤバいですよね。マジで、誰のための旅行なんだよって。彼のお母さんには会ったことないけど、今回の出来事で距離が近くなったらいろいろ口出しされそうだなとも思いました。自由主義の私とは絶対に合わないし、彼も絶対に味方についてくれないだろうなーって未来も見えた気がします。
あと、「予約はまかせて!」と大口をたたいたのに、実際は「わからないから母さんまかせ」ってところにも幻滅しました。外面はいいけど中身がないとか、面倒ごとは身内に押しつけるタイプなんだなーというのが透けて見えてしまったというか。お母さんが愛情たっぷりに何でもやってくれるのが当たり前だったのかな? 別れた私にはもう関係のない話ですけどね。どうぞ“母さん”と末永くお幸せにって感じです。
幼少期からお母さんの意見で物事を決めてきた人は、決断力の弱い優柔不断なタイプが多いそうです。このエピソードの彼氏さんも、何でも素直に“母さん”に頼りきりだったのかもしれませんね。また、過保護に育てられた人ほど、大人になってからも依存癖が抜けにくく、妻を母扱いする傾向があります。もしこの彼と結婚したら、ゆくゆくは“母さん”と同じ役割を求めてられていたかもしれませんね。「母さんならやってくれたのに!!」って。いやはや、結婚前に気づいてよかったですねー!