今週は、一人旅よりもカップルでの旅行の方が、運気が上昇するとのこと。
そこで今回は、まさに二人旅で訪れ、素敵な街並みと美味しいフードに魅了されたバルト三国をご紹介します。
独自の文化を持つバルト三国
バルト三国とは、バルト海の東岸、フィンランドの南に位置し、北からエストニア、ラトビア、リトアニアと並ぶ3カ国です。
それぞれがとても小さな国なので、3国をひとつに括られがちですが、各国は歴史も言語も違い、それぞれ独自の文化を持っています。ただ、通貨単位はユーロですし、各国間は車で移動してもそこまで時間はかかりませんので、3カ国まとめて周遊しやすく、旅行者にとっては有難いですね。
内陸部に開かれた首都ヴィリニュス
リトアニアの首都ヴィリニュスは、内陸部に開かれた緑が多い町。そのせいか、港町のタリンやリガに比べて、のんびりしていて、落ち着いた印象を受けました。
初めてトライするリトアニア料理でしたが、その中でも、ビーツ、ケフィールなどで作る冷たいスープ『シャルティ・バルシチェイ』は、ショッキングピンクという見た目があまりにも衝撃的で、バルト三国の中でも一番思い出深い逸品。
見た目によらず、さっぱり、優しい味がして、日本でいう味噌汁的存在と言うのも分かる気がしました。
「バルト海の真珠」と呼ばれるリガ
13世紀から港町として栄え、バルト三国最古の街であるラトビアの首都リガは、アールヌーヴォー調の様々な建築群が建ち並ぶ華やかな町。
他の2都市に比べると、スタイリッシュなレストランやカフェがあったり、お洒落な雑貨屋もあり、何でも揃う便利な大都市という印象を受けました。
リガを訪れたら是非とも立ち寄っていただきたいレストランは〈3Pavaru Restorans〉。独創的でアーティスティックな調理法は、「わっ」と感激せずにはいられないユニークなもので、バルト三国に10日間滞在した中で、最も良かったレストランです。
中世の空気を今なお感じる首都タリン
対岸にあるフィンランドの首都ヘルシンキと高速船やフェリーで結ばれ、多くの観光客やビジネス客が行き交う北欧に開かれている、エストニアの首都タリン。
そのためか、外国人慣れもしていて、人々もフレンドリーで親切な人が多い印象を受けました。北ヨーロッパで最もよく保存されている旧市街の一つで、その可愛らしい街並みを歩いていると、まるで絵本の中に迷い込んでしまったような時間を過ごすことができます。
タリンには、〈Telegraaf〉や〈Schlossle〉など、中世の建物を改装・改築した素敵なホテルが多く、街歩き以外にホテル内で中世の面影を感じながらのんびりできる1日を過ごせるのも魅力的でした。
二人の距離を縮めるオススメの旅先
豊かな自然に恵まれたバルト三国は、ヨーロッパの中では極めて治安も良く、物価も安い上、英語も通じやすい、おすすめの旅先です。
カップル旅行の場合は、まだ二人とも訪れたことがない国へ行く方が、一緒に初めてのことをワクワクしながら体験できるので、一層楽しみが膨らむと思います。
次の旅行は、カップルで?グループで?一人で?
素敵な旅の1ページになりますように!