できれば経験したくないけれど、誰もが経験する「失恋」。
失恋すると、辛くて心が痛くて、一瞬一瞬が永遠のように感じられ、二度と立ち直ることができないような気さえしてくるものです。
でも大丈夫。1つ1つステップを踏んで、穏やかな心を取り戻しましょう。
1. とにかく「寝まくる期」
失恋直後は、つらくてたまらないもの。まずは頭と心のスイッチを切って、現実逃避してしまいましょう!
何もする気力が起こらないときは、「寝る」に限ります!寝ることで、強制的に頭と心のスイッチを切ってしまうのです。
何も考えない・感じない状況をつくり、少しでも休息をとってください。お風呂に浸かったり、温かいお茶を飲んだりして、身体を温めると寝付きがよくなりますよ。
また、たかぶった神経を鎮める音楽も効果的。YouTubeで「自律神経」と検索して、リラックスできる心地よい音楽を探すのもよいでしょう。
2. とりあえず「動く期」
とにかく寝まくって、ほんの少し落ち着いてきたとしても、まだまだ「身体を動かしたい!」という気分ではないですよね。まだまだ現実逃避を続けていい時期です。
ところが不思議なことに、いざ身体を動かしてみると、なんだか心が軽くなるのです! これは、体を動かすことによって、不安や落ち込みを軽減する脳内ホルモン「セロトニン」が分泌されるから。
とはいえこの時期は、チームワークが必要なスポーツよりも、ひとりでできるジョギング、散歩、サイクリング、水泳などがオススメです。セロトニンの分泌を促すのは、単調な動きを繰り返す有酸素運動なので、ダブルの意味でオススメです。
部屋の掃除でも似たような効果を実感できるので、「着替えて外に出るのも億劫」なんてときは、部屋の片付けから始めてみてはいかがでしょうか?
3. ぶちまける「発散期」
現実逃避をして少し心が軽くなると、徐々に現実と向き合えるようになってきます。
悲しい思い、悔しい思い、納得できない思い、はたまた爆発しそうな怒り…、色々な思いや感情が湧き出てくるでしょう。
これを溜めずにぶちまけましょう。なんでも話せる親友や信頼のおける先輩などに、話を聞いてもらうだけでもスッキリしてくるはず。
お友達や先輩は大抵、話を聞くプロではないので、あなたのためと思い、つい説教っぽくなってしまうかもしれません。今はそれを受け止める余裕はないなとか、知り合いにはちょっと話しづらいな、なんてときは、トークCAREの先生に相談するのもいいですね!
4. 痛みと向き合う「成長期」
これまでの3ステップで、失恋の痛みと向き合う準備ができてきました。
本当にこの失恋を乗り越えようと思ったら、一度その痛みとしっかり向き合わなくてはなりません。目をそらしたままでは、痛みやモヤモヤがずっとその辺に残っていて、いつまでも卒業できないからです。
ちょっと辛いかもしれませんが、自分の心の痛みや、今の気持ちをしっかり観察してみましょう。そして、痛みや辛さに耐えて今日ここまできた自分に「おつかれさま」と声をかけて、十分いたわってあげてくださいね。
失恋の経験は、必ずプラスとなってこれからの人生に活かされます。失敗は次に活かせばいいですし、痛みを知るという経験は、人を優しく深みのある人間に成長させます。人の痛みがわかる人というのは、自分もそれを味わったことのある人だからです。
しっかり痛みと向き合うことができたら、少しずつ平常心と日常を取り戻していけるでしょう。
そんな中、「あ、あの人いいな」なんて思えることが出てきたら、心がだいぶ回復している証拠。でも無理する必要はありません、あなたのペースで、次への一歩を踏み出していきましょう。