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本命男子は近くにいるかも!? 自分の気持ちに気づく方法

クリスマスに向けて街が煌めく季節がやって来ましたね。

街中で愛がダダ漏れしている恋人たちの姿を見ると羨ましいなぁと思います。出会いのある場に参加するなど行動しないと何も始まらない! と自分自身に喝を入れてみるのですが、気づけば気の知れた友人たちに連絡をしているという……。

いったん恋愛から遠ざかってしまうと、なかなか恋愛のスイッチを入れるのは難しいみたいです。

ですが、灯台もと暗し。実は身近な人のなかに運命の相手がいるかもしれない! とラブコメディを見て意識を変えてもらいました。

前向きに恋愛と結婚について考える

恋愛に対して前向きになれて、笑える要素があり、結婚も考えさせてくれる映画は…?

思い出したのは『近距離恋愛』です。10年前の映画で、その当時はドラマ「グレイズ・アナトミー」にハマっていたこともあり、パトリック・デンプシー主演の映画だ! と『近距離恋愛』もハマりました。

この映画でデンプシーの演じる主人公トムは、格好いいけれど問題ありのキャラクター。「2日続けて同じ女性とは寝ない」のがルールというように、本気の恋愛をせずにワンナイトラブを続ける独身男性です。

男女の親友だから伝えられない気持ち

邦題は「近距離恋愛」ですが、原題は「Made of Honor(花嫁の付き添い人の代表)」。親友のハンナ(ミシェル・モナハン)の結婚式で、男なのにブライズメイドを務めることになるキャラクターをデンプシーが演じています。あんなに格好いい男性がそんなことを!? コメディとしても面白いんです。

でも、核となるのは近すぎて思いを伝えられなかった男と女の話。自由気ままに様々な女性と付き合ってきたトムにとってハンナは特別な親友、10年来の親友です。何でも話せて互いの好みも熟知していますが……。

好きな人の婚約を喜べないとしたら……

毎週のように“親友として”一緒に過ごしていた2人ですが、ハンナのスコットランド出張によって変化が訪れます。

ハンナは出張先で素敵なスコットランド男性と恋に落ち、なんと2週間後に結婚することに! 一番の親友であるトムにブライズメイドを頼みます。最初は断っていたトムですが、結婚式の準備でハンナと一緒に過ごしながら結婚を中止できるかもしれない! と引き受けることに。

素直に気持ちを伝えたらいいのに……と思ってしまいますが、気持ちを伝えて関係が壊れてしまうなら友だちとしてずっと傍にいたい、その気持ちも分かります。

失って初めて気づくのは遅すぎる!

友情から恋愛に、友だちから恋人に──そういう始まり方は「ない」という人もいるかもしれませんが、恋愛になるかどうかは、どちらかが思い切って行動するかどうかだと思うんです。

トムとハンナの場合は、ハンナの突然の婚約によってお互いの本当の気持ちと向きあうことになります。当たり前のように傍にいてくれた人が自分から離れていってしまう……。

失って初めてその大切さに気づくのでは遅すぎますから、気づいたら行動あるのみですね。


10年ぶりにこの映画を見て、出会いがないなぁとブツブツ言っているのではなく、自分の周りを見わたすことも大事だと気づかせてもらいました。

とはいっても、友だちがすぐに恋人になるわけではないですが、話していて楽しい人、一緒に居て落ち着く人がいたとして、その人が独身であるならば、その人のことをどう見ているんだろう……と、自分の心に問いかけてみるのもひとつです。

運命の相手は、もうとっくに出会っているかもしれないですから!
新谷里映
映画ライター、コラムニスト
雑誌編集者を経て現在はフリーの映画ライター、コラムニスト。雑誌・ウェブ・TV・ラジオ、各メディアで映画の紹介をするほか、コラムの執筆、映画のオフィシャルライター、トークイベントのMCなど幅広く活躍。