こんな偶然ってある? これって運命なの?
言葉では説明できないけれど、何かひっかかる、何か気になる、心の奥がざわざわする……そんな出会いの瞬間が訪れたとしたら、どうしますか?
今回は、聖夜に見たい映画ということで『セレンディピティ 〜恋人たちのニューヨーク〜』をピックアップ。
2001年の映画ですが、いい映画というのは何年経っても何度見ても心に響いてくるもので、この『セレンディピティ』もそのひとつ。私自身、何度も見ていますが、見るたびに気づきがあります。
“考えてみる”ことで見えてくるもの
どんな気づきがあるのかというと──
自分が感じ取った感覚、気持ちというのは目に見えないものですが、とても大きな判断材料になる、ということでしょうか。
インターネットに接続すれば大概のことはすぐに調べられる時代ですが、最近は敢えてすぐに調べない……ちょっとだけ遠回りなことをしています。まず“考えてみる”ことを大切にしています。
誰かがこう言っている、というのを調べて自分の中に取り入れる前に、自分はどう感じたのか、どう思ったのかを考えてみる、ということです。
運命のサインをどうやって見つける?
この映画はラブストーリーなのに、なんで“考えてみる”ことについて話しているのかというと、『セレンディピティ』の主人公たちは出会った時も、その後もずっと運命の出会い、運命のサインについて考えているからです。
“セレンディピティ”とは“しあわせの偶然”という意味で、ヒロインのセリフに「運命のサインをどう読むかで運命は決まる」とあります。
運命とは自分で考えて、自分で決めること──そう読み取ることもできる。今回はそんな気づきをもらったので、“考えてみる”ことを意識して過ごしています。
連絡先を5ドル札と本に書いた後は…
主人公は、ジョナサン(ジョン・キューザック)とサラ(ケイト・ベッキンセイル)。
彼らはどんな出会いをして、どんなふうに運命を試したのか──
・クリスマス5日前のニューヨークのデパートで同じ手袋に手を伸ばしたことで出会う
・〈Serendipity 3〉というカフェで話をした後に、互いに荷物を忘れてそのカフェで再会する
・もしも運命の相手ならきっとまた出会うはずだと、ジョナサンは5ドル札に、サラは持っていた本「コレラの時代の愛」にお互いの連絡先を書き、それを手放す
・ホテルで別々のエレベーターに乗って同じ階で降りたら運命の相手だと試す
友だちのサポートが運命を後押しする
ジョナサンとサラの運命はどうなるのか……というのは映画を見て確かめてほしいのですが、彼らが運命を信じて奔走するときの強い味方は、親友の存在でした。
いい大人なんだから運命なんて言ってないで現実を見ろよ、と言われそうなことであっても、ジョナサンとサラそれぞれの親友たちは、何だかんだ言いながらサポートしてくれる。
社会人になると仕事中心になりがちです。仕事ばかりにならないように、友だちとの時間をもっと持ちたい、そんな気づきもありました。
映画の後はあのカフェであのデザート!
デパートを出たジョナサンとサラは〈Serendipity 3〉というカフェでチョコレートドリンク「Frrrozen Hot Chocolate(フローズン ホットチョコレート)」を注文します。
このカフェはニューヨークのマンハッタンに実在する老舗カフェで、昨年、日本にもオープン! もちろん「Frrrozen Hot Chocolate(フローズン ホットチョコレート)」もメニューにあります。
このカフェで、デザートを食べながら運命について考えてみるのもいいですね。
【Serendipity 3 (セレンディピティ スリー)】
東京都渋谷区神宮前4‐30‐3 東急プラザ表参道原宿 3F
http://serendipity3.jp
というわけで、今年のクリスマスは運命のサインはどこにあるんだろう? と考えてみるのはいかがでしょうか。
また『セレンディピティ』のほかに──
『ラブ・アクチュアリー』定番だけど何度も見たくなる!
『ホーム・アローン』シリーズは家族で!
『クリスマス・キャロル』チャールズ・ディケンズの名作!
『ファニーとアレクサンデル』スウェーデンの巨匠の傑作、311分だけど一見の価値あり!
『天使のくれた時間』もしも違う人生を選んでいたら?がテーマのファンタジーラブロマンス!
こちらもオススメです。
素敵なクリスマスを!✨?✨