自分自身のこと好きですか?
どんなコンプレックスを抱いていますか?
素敵な人と出会うと、この人みたいになりたいなぁと憧れると同時に自分と比較してしまうことも……。
もっとスタイル良くなりたい!とジムに通ったり、もっと美しくなりたい!とメイクを研究したり、外見的なことだけでなく、もっとスキルを身につけたい!と何かを学んだり、そういう経験は誰にでもあると思います。
私自身コンプレックスとどう向きあっていくか、どう克服すればいいかをあれこれ考えてきた一人ですが、ある映画を見て考え方が変わりました。
これが私と言える女性になりたい!
その映画は、エイミー・シューマー主演のコメディ『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』。
日本ではエイミー・シューマーって誰?という人も多いかと思いますが、彼女はアメリカで大人気のコメディエンヌです。
芸能人は太ったり痩せたりするだけでニュースになりがちです。それでも、どんな批判を浴びたとしても「これが私よ」と声を上げる女性たちもいる。その一人がエイミー・シューマー。
「そのままの自分の体型が好き!」と公言してVOGUE誌で表紙を飾ったり、2018年2月に人気シェフと電撃結婚!とても魅力的な女性です。
頭を打って絶世の美女に変身!?
エイミー・シューマーがこの映画で演じるのは、ぽっちゃりしていてパッとしない自分に自信が持てずにいる、仕事も恋愛も悶々とした日々を過ごすヒロイン、レネー。
ある日、自分を変えよう!とジムに通い始めますが、エクササイズ中に転倒して気を失ってしまいます。目覚めて鏡を見るとスーパーモデル並みの「なりたい自分」になっている!というのは彼女の勘違いで、実際は何も変わっていないのですが、レネーだけは“絶世の美女”になったと思い込んでいる。
頭を強打して審美眼が変わるというアイデアがとても面白い!
完璧な見た目を手に入れたとしたら?
絶世の美女に変身したと思い込んでいるレネーは、私は美しいんだと自信を持って──
・男性に積極的にアプローチ!
・モデルの登竜門と言われる受付嬢に応募!
・水着コンテストに飛び入り参加!
など……以前のレネーだったら絶対にできなかったことができるように。自信を持つことでこんなにも人は変わるのかと驚かされます。
その自信は見た目に頼った自信ではありますが、レネーを通して、コンプレックスは自分らしさであること、自分を自分が受け入れることでポジティブになれることなど、劣等感から解放されるヒントを受け取ります。
どんな美女にもコンプレックスはある
コンプレックスとは無縁だろうな……という人にだって悩みはある、完璧な人はいないということも描いています。
レネーが憧れる高級コスメ会社リリー・ルクレアのCEO、エイヴィリー(ミシェル・ウィリアムズ)は、美人でスタイルも良く高学歴の敏腕社長ですが、変わった声の持ち主でそれがコンプレックス。
レネーと出会うイーサン(ロリー・スコヴェル)はCNNで働く草食系男子ですが、自信たっぷりのレネーと出会うことで変わっていきます。また、イーサンがありのままのレネーを好きになったことで、レネーにも大きな変化が──。
人は外見じゃない中身だ、というのはよく耳にしますが、とかなんとか言っても結局見た目なんでしょ、という気持ちが少なからず心の奥にありました。でもこの映画を見て、そうじゃないことを突き付けられて、自分が恥ずかしくなり反省……。それくらい、レネーもエイミー・シューマーも、とっても魅力的なんです、素敵なんです。
・自分のことを好きになれる!
・ポジティブになれる!
・色々なことに挑戦してみたくなる!
『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』は、そんなふうに、観る人を元気にしてくれる映画です。
『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』
12月28日(金)公開
監督 マーク・シルヴァースタイン、アビー・コーン
出演 エイミー・シューマー、ミシェル・ウィリアムズ ほか
公式サイト http://ifeelpretty.jp/
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