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ラブコメ女王が伝授する!しびれるほどロマンチックなキス

恋愛において「この人が運命の人だわ!」と思って付き合っていても、結婚の約束をしていても、人の気持ちに絶対はなくて、何かのきっかけでそれまでの関係が終わりを迎えてしまうこともあります。

でも、考え方だと思うんです。その“何かのきっかけ”というのは、本当に出会うべき人は別にいるよ、というサインだとしたら……。

そういう考え方もあるんだとポジティブ思考にさせてくれるひとつが、ラブコメディ映画。今回は、往年のラブコメディとラブコメ女王と言われる女優たちをセットでご紹介したいと思います。


あの年代のラブコメは圧倒的きらめき

ラブコメディ、ロマンチックコメディの映画というと、今は少女漫画が原作のティーン向けの青春ものを思い浮かべる人が多いかもしれないですが、1990〜2000年代は素敵なラブコメ、ロマコメが数多く作られました。

もちろん現在もいい映画はたくさん作られていますが、その年代はやっぱり特別。メグ・ライアン、ドリュー・バリモア、リース・ウィザースプーン……ラブコメ&ロマコメの女王と言われる女優たちがひときわ輝いて、彼女たちが映画のなかで生きるヒロインに憧れを抱いたものです。


この女優×映画の組合せに外れなし!

たとえば──

ドリュー・バリモア 『2番目のキス』
キャメロン・ディアス 『メリーに首ったけ』
ジェニファー・アニストン 『彼女は最高』
ジュリア・ロバーツ 『プリティ・ウーマン』
レネー・ゼルウィガー 『ブリジット・ジョーンズの日記』
リース・ウィザースプーン 『キューティ・ブロンド』
ケイト・ハドソン 『10日間で男を上手にフル方法』
キャサリン・ハイグル 『幸せになるための27のドレス』
アン・ハサウェイ 『ブライダル・ウォーズ』
レイチェル・マクアダムス 『恋とニュースのつくり方』
エマ・ストーン 『小悪魔はなぜモテる?!』


初代ロマコメ女王はメグ・ライアン

そのなかで初代ロマンチックコメディの女王と言われたのが、メグ・ライアンです。『恋人たちの予感』の大ヒットをきっかけに『めぐり逢えたら』『恋におぼれて』『ユー・ガット・メール』『ニューヨークの恋人』など、ラブコメ全盛期にぴたりと作品とキャラクターがはまった女優です。

そのなかでも今回ピックアップしたのは『フレンチ・キス』。

メグ・ライアンの演じるケイトは恋人チャーリーと結婚を控えていましたが、彼がパリに出張したことで事態は一変……。


恋人奪還のためにパリへ乗り込む!

チャーリーがフランス人女性と恋に落ち、突然の破局!

慌ててパリへ向かうケイトは、飛行機のなかでリュック(ケヴィン・クライン)というフランス人男性と出会います。胡散臭くて、無神経で、第一印象は最悪でしたが、ある理由から彼と再会。チャーリーを取り戻すために協力してもらうなかで、少しずつリュックの本当の姿が見えていきます。

チャーリーが他の女性を好きになったことで、ケイトは苦手だった飛行機を克服して外の世界へ。そしてリュックと出会ったことで、自分自身の魅力、気持ちに気づき、どんどん解放的になっていきます。

「キスは大事なものよ、安売りすべきじゃないわ。唇が触れ合うと魂が1つになるのよ。ロマンスの極致よ。」

これはケイトがパリへ向かう飛行機のなか、出会ったばかりのリュックとの会話で出てくるセリフです。

愛しているという気持ちを伝えるキスもあれば、自分がその相手をどう思っているのかを確かめるキスもある。この映画のなかに登場するキスにもそれぞれ意味があります。特にラスシーンのキスとセリフはしびれるほどロマンチックです。
新谷里映
映画ライター、コラムニスト
雑誌編集者を経て現在はフリーの映画ライター、コラムニスト。雑誌・ウェブ・TV・ラジオ、各メディアで映画の紹介をするほか、コラムの執筆、映画のオフィシャルライター、トークイベントのMCなど幅広く活躍。