1月下旬になると、2月14日のバレンタインデーに向けて準備が忙しくなりますよね。
日本では、女性が男性に愛を告白する日という商業的なイベントとして定着しています。
好きな人にチョコレートや贈り物を渡すというだけでなく、友だちへ、会社の男性社員へ、自分自身へ……本命チョコ、友チョコ、社交チョコ、マイチョコなど、なんでもかんでも○○チョコとしてしまうので、用意する側は地味に大変です。
日本のバレンタインデーは世界と違う?
小学生の頃からこのイベント化されたバレンタインデーが染みついているので、ほかの国の人も同じようなバレンタインデーを過ごしていると思っていました。
しかし!女性から男性へチョコレートを渡すというのは日本独自で、世界的には男女関係なく愛する人に愛を伝える日、愛する人と過ごす日なんですよね。
世界のバレンタインデーを知ったとき、多少カルチャーショックはありましたが、定着した習慣はなかなか変えられず、何だかんだ言いながらチョコレートの大量買いは現在も続いています……。
男女15人の2月14日が描かれる群像劇
世界のバレンタインデー事情を知るきっかけとなったのは、その名も『バレンタインデー』(2010年)という映画でした。
大好きな『プリティ・ウーマン』のゲイリー・マーシャルが監督だということもあり見た映画です。ロサンゼルスを舞台に、年齢も職業も愛のかたちも様々な男女15人のバレンタインデーの1日が描かれる群像劇で、すごく面白い!
恋人がいてもいなくても、どんな状況であっても、必ず登場人物の誰かに共感できるのもいい!
何度見ても共感できるエピソード満載
登場人物は──
❤️バレンタインデーにプロポーズを計画している人
❤️約1年ぶりに愛する人に会いに行く人
❤️気になっている人と距離を縮めたい人
❤️長年連れ添ったパートナーに秘密を打ち明けようとしている人
❤️付き合っている人の愛が本物かどうか確かめたい人
❤️愛する人のために正直になろうとする人
❤️バレンタインデーが大嫌いな人
……など、それぞれのエピソードにドラマがあります。
何度も見ている映画ですが、この時季になるとやっぱり見たくなる。最近は、バレンタインデーが大嫌いなジェシカ・ビールのエピソードがお気に入りです。
スイーツと女の人生を描いた映画3選
『バレンタインデー』のほかに見たくなるのは、やっぱり甘いスイーツが出てくる映画でしょうか。
(1)『ショコラ』
旅するヒロインがチョコレートで人々を幸せにするお話。ジュリエット・ビノシュとジョニー・デップ共演。
(2)『ウェイトレス ~おいしい人生のつくりかた』
パイ作りの天才のヒロインが、不幸な人生から幸せを見つけ出す成長物語。ケリー・ラッセル主演。
(3)『アメリ』
無器用なヒロインが周りを幸せにしながら初めての恋を経験する物語。この映画で世界的にクレームブリュレがブームに!オドレイ・トトゥ主演。
今回はバレンタインデーに見たくなる映画をピックアップしてみました。
日本のバレンタインデーは商業的なイベントではありますが、世界的に愛について考える日ですから、映画『バレンタインデー』を参考に今年の2月14日の過ごし方を考えてみてはいかがでしょうか。
また、チョコレート、パイ、クレームブリュレが食べたくなる3本の映画は、スイーツの魅力だけでなく、それぞれのヒロインから自分らしく生きるヒントももらえます!