先日、部屋の整理をしていたら、思い出の品が出てきました。過去に付き合った人との思い出の品です。 懐かしいなぁ、とほんの少しだけ感傷にひたりましたが、これはもう手元になくていいものだと処分!
当時は、寝ても覚めても彼のことを考えていました。でも今となっては、そういう過去もあったな……という思い出です。 自分でもびっくりするくらい、気持ちは穏やかでした。どうしてか──。
立ち直るためにすべきことって?
「失恋は時間が解決してくれる」ともいいますから、時間の経過と共に思い出になったというのもあるでしょう。 けれど、今でもときどき引きずってしまうほど、整理がついていない恋愛もあります。
その違いは、失恋したときに自分の気持ちと向きあったかどうかでした。向きあうというのは、失恋を何かで代用しようとしない、逃げないということです。失恋から立ち直るには新しい恋をしよう、という意見もありますけどね。
新しい恋人でカバーしても結局……
もちろん新しい恋で、という解決方法が合っている人もいるかもしれません。ただ、失恋の傷は「新しい恋人」という絆創膏でケアしたとしても、それが外れたときに再び浮き上がってきます。その絆創膏が、生涯寄り添ってくれるのであれば別ですが……。
だから、失恋はしっかり向きあう必要がある。
どう向きあうのか──ふり返ってみると、思い出にできた恋愛に共通するのは、失恋の哀しみを抑え込まなかった、無理に忘れようとしなかった、ということでしょうか。
失恋の哀しみと、とことん向きあう
色々な方法がありますが、自分の経験と見聞きした意見を合わせると、失恋に向きあうために必要なことはこんな感じです。
●思いっきり泣く
●時間の許す限り、友だちに話を聞いてもらう
●悲恋の恋愛映画を見たり失恋ソングを聴いたりして、その主人公と哀しみを分かち合う(共感する)
●自分の気持ちを手紙に綴って、破棄する
●無理に忘れなくていい、と哀しみを肯定する
当時、友だちに泣きながら電話をして、仕事終わりに会って話を聞いてもらって、気持ちを吐き出しました。とても感謝しています。
弱っているときに誘ってくる男はNO!
話を聞いてもらう相手は、女友だちでも男友だちでもいいと思いますが、男友だちの場合、絶対に恋愛関係にならない人でないなら控えた方がいいです。
弱っているところを狙って、「俺にしとけば」とか「あんな奴、忘れさせてやる」的なことを言ってくる男性も中にはいます。でもそういう言動は、本当にいい男とは言えないと思うのです。心の整理がつくまで親身になって話を聞いてくれる、ただ一緒に時間を過ごしてくれる、そんな人であれば別ですが……。
傷ついて判断力が鈍っているときに告白してくるのは、本当の優しさではないですから!
最後に、失恋したときにオススメの映画を!
『セレステ∞ジェシー』
愛する人を失ってズタボロのヒロインの行動は、痛々しいけど共感必至!
『ブルーバレンタイン』
愛は芽生える、でも離れるものでもある──。愛とは何かを考えさせてくれる1本!
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
立ち直るには、時間も必要であることを描いた失恋映画!
『はじまりのうた 』
裏切られたときの怒りとどう向きあうのか。音楽にも共感!
『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
恋愛の視点ではないですが、前に進むのは少しずつでいいと教えてくれる!