ロシアといえば、一度は訪れてみたいけれど、治安が少し心配、と思われる方も多いのではないでしょうか。
私が訪れた際の印象としては、デパートやホテルなどにセキュリティチェックがあったり、売店が鉄格子で囲われていたりと、確かに、安全と言われる国とは少し違った様子が見受けられましたが、ピリピリとするような緊迫した感じはなく、日中観光地を歩いている分には問題はありませんでした。
むしろ、想像していたよりも街中が穏やかな雰囲気で、「ヨーロッパのどこかの美しい街にいるのかな?」と思ったほど。
でも、看板が読めない(ロシア語)、英語があまり通じないということで「ああ、ロシアにいるのだ」と我に返ったものでした。
モスクワ滞在で心に残っていることは、なんといっても、人! ロシアの方は、とても優しく親切でした。
一見仏頂面で、少し怖く感じる方でも「日本から来たよ」と話すと、笑顔で対応してくれたり、おまけをしてくれたり。おおらかで、温かい方が多かったです。
こちらは、ロシア料理の定番、『ボルシチ』。見た目は、イマイチですが、ビーツの甘み、サワークリームの酸味、トロトロのタマネギ、ブイヨンの旨味など、全てがバランスよくマッチしていて、美味しいです。
ボルシチは、日本でいうところのお味噌汁みたいなものですから、様々なレストランで食べ比べをするのも面白いですね。
こちらは、世界で一番美しいレストランと称される『Turandot Restaurant』。18世紀に建築された建物をレストランに改装した、18のホールを持つ、モスクワ最大級のレストランです。
このレストランに来ただけでも、ロシアを訪れた甲斐があるというほど、とてもゴージャスで、なかなか日本ではお目にかかれないような貴重なレストランです。
和・洋・中などさまざまな料理が味わえるほかに、美味しいデザートも色々あって、ティータイムを楽しむのにもおすすめです。
ロシアらしい絶景を眺めたい方にお勧めの場所は、モスクワの世界遺産クレムリンに隣接する〈ザ リッツ カールトン モスクワ〉内にある『O2 Lounge』です。
エレベーターで最上階に上がり、そこからさらに階段を上がっていくと、天井から光が降り注ぐ美しいレストランがあります。一歩外へ出ると、そこには、モスクワ中心地を一望できるパノラマビューが広がっています。
まだ閉鎖的なイメージがあり、VISAが必要な国なので、旅行先としてどうしても優先順位が低くなってしまいますが、ヨーロッパにもアジアにもない魅力が溢れるロシア。
旅の計画の候補に入れてみてはいかがでしょうか。