まさか既婚者だったなんて…。30代の貴重な3年を返せ！慰謝料ふんだくってきっちり罪を償ってもらいます

彼が既婚者だと知ったきっかけは、奥さんからの電話。連絡先は彼のスマホを見て入手したと言ってました。本当に訳が分からな過ぎて、最初の電話で何を話したかは全然覚えてません。なんか、裏切られて辛いのと悲しいのと悔しい気持ちがごっちゃになっていて……。あと、訴えられた場合を想像したら失うものが多すぎて、「人生オワタ」とも思ってました。

後日、奥さんとその弁護士さんと話す場を設けてもらったのですが、私はひたすら謝ることしかできませんでした。もちろん一番悪いのは彼だけど、まったく疑いもしなかった自分も本当にバカだなって……。怪しい点はいくつもあったのに。

幸い、と言っていいのかアレですが、奥さんからは「最低限の慰謝料を払えば、これ以上大事にしない」と言ってもらえました。その代わりに条件が2つ。1つは彼の不貞行為がわかるLINEのスクショ、もう1つは私が彼に騙されていたことを証明するLINEのスクショを提出すること。

奥さんによると、彼はこれまでに何回も浮気を繰り返してきたそうです。いい加減、我慢するのを辞めて離婚しよう。離婚を有利に進めるための証拠を集めよう。そう思ったときに発覚したのが、私との関係。私も自分を騙した彼をギャフンと言わせたかったのと、彼を訴えるための証拠が欲しかったので渡りに船でした。

ちなみにLINEのやりとりで登場した彼の名刺は、奥さんからの提供品。あえて会社の話題を出したのは、彼を逃がしにくくするための牽制です。というか、遊び相手には職場の情報を偽ってたみたいです。きっと面倒になったらブロックして逃げるつもりだったんでしょうね。腹立つ！

正直、まだ気持ちの整理はついていません。でも前に進むためにも奥さんとの約束を果たして、彼からしっかり慰謝料をふんだくりたいと思います！

（N美、34歳／映像制作関連）

相手が既婚者である可能性が高いと思われるポイントは、①家に上げてくれない、②必ず連絡が取れない時間帯・曜日がある（仕事中を除く）、③結婚指輪の跡の有無、④その人のキャラに合わないハンドタオルや雑貨を使っている（「それ自分で買ったの？」とツッコミたくなるようなもの）、⑤恋愛慣れしている感じでビジュもいいのに謎に独身、などでしょうか。とにかく、小さなモヤモヤを放置しないことが大事だと思います。 

気をつけていても騙されてしまった場合は、とにかく初動が大事です。「自分は悪くない！被害者だ！」と思っても、まずは不倫の最大の被害者である配偶者に謝罪する気持ちを持つこと。一番悪いのは、独身と偽って周りの人を傷つけた張本人。騙された人と浮気された配偶者の被害者同士で争っても不毛なだけです。

何より騙されたとしても“不倫相手”の立場になってしまうと、配偶者から訴えられる可能性があるため、揉めるのは得策ではありません。それより配偶者にきちんと謝罪して、「既婚者と知らなかった」という過失を証明する証拠を探すことに注力したほうが、傷も浅く済むはずです。ただし、既婚者であることを知ってからも関係を続けると、共犯扱いになるのでご注意を！