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別居中の夫と離婚か復縁か?「絶対に後悔しない幸せの選び方」を心理カウンセラーが教えます

人生には誰しも運命の分かれ道があるもの。この記事では、別居中の夫と「離婚」か「復縁」かで迷ったときの選び方をじっくり解説!離婚経験者でもある心理カウンセラー田中敬子先生が悩めるあなたに手を差し伸べます。運命の決断をした日のことを包み隠さず語る先生自身の体験談もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

離婚か復縁か…どっちが自分のためになる?

愛し合う2人が結婚して家族となった場合、夫婦関係がうまくいかなくなった後の決断は当事者だけの問題ではなくなります。子どもがいるか、持ち家はあるかなどによっても、選択肢はさまざま。まずは、頭を整理するためにも「離婚」と「復縁」のメリット・デメリットを把握しましょう。

▼離婚するメリット・デメリット 
<メリット>
・ 夫に対するストレスから解放される
・ 新しい自分の可能性を知ることができる
・ 子どもとの絆がより強くなる
・ 新たな恋愛、再婚ができる
・ 人として成長することができる

[デメリット]
・ 経済的負担や自立に不安を感じる
・ 子どもへの罪悪感を持ってしまう
・ 夫への気持ちを引きずることがある
・ 職場や近所など、周りの目が気になる
・ 離婚手続きの煩雑さに疲れてしまう

▼復縁するメリット・デメリット
<メリット>
・ 夫婦関係がより良くなる
・ 子どもが安心する
・ 生活環境を変えずに済む
・ 前の失敗を次につなげられる
・ 人として成長することができる

[デメリット]
・ 同じ理由で悩み続ける可能性がある
・ 夫に対しての不信感が拭えない場合がある
・ 今以上のトラブルがない限り、別れにくい
・ 別れなかったことを後悔するときが出てくる
・ 信頼を回復するまでに時間がかかる

夫婦関係が悪化した原因にもよりますが、やはり母親は子どもの幸せを考えたうえで、「離婚」か「復縁」かの選択をすることが多いよう。もちろん子どもも、いつも一緒にいるママが笑顔でいてくれることを望んでいます。田中先生が言うどちらにも共通しているメリットは、“人として成長することができる”こと。どんな経験も決して無駄ではないのです。


離婚か復縁か…どうやって決めたらいい?

離婚または復縁するメリット・デメリットを理解できたはいいけれど、いざ自分に当てはめて考えるとなったら、話しは変わってきます。自分はどうしたいのか。どうすれば、お互いが納得できる未来を選べるのか…。そんな思考の迷子になってしまったあなたへ、田中先生が究極の選択をするときに必要な“たった2つのポイント”を教えてくれました。

▼離婚か復縁か選ぶポイント1
<自分に優しく。苦しいうちは決めなくていい>

夫に言われたこと、されたことを思い出して許せない、憎い、悔しい、やるせない、怒り、嫉妬、失望など…いろんな感情が起きてくることでしょう。そういった“ネガティブな感情”を持つ自分がイヤで、我慢したり、気持ちを押し込めようとしがちなのですが、それが余計に苦しくなる原因だったりします。

「大したことではないのに子どもをヒステリックに怒ってしまった」「夫に感情をぶつけてしまい冷静な話し合いができず、関係を悪化させてしまった」という話をよく聞きますが、それは感情を押し込めているからなのです。
どんな感情を持っていても、自分を責めてはいけません。思い切り泣いていいし、話す相手を選べば、弱音や愚痴を吐いてもいいんですよ。感じるままに解放してあげることで、段々と気持ちがスッキリして、心が回復していきます。

穏やかな心が戻れば、冷静に自分と向き合って、幸せな選択をすることが可能になります。

▼離婚か復縁か選ぶポイント2
<選択の基準は、あなたの外側ではなく内側にある>

外側ではなく内側にあるという意味を考えてみましょう。例えば、『子どもがパパを恋しがる、あるいは仲直りして欲しいと言っているから、復縁を選択して、あなたは本当に幸せか?』ということです。同じように、親が「我慢しろ」と言うから、離婚を経験している友達が「復縁だけはやめたほうがいい」と言うから、(世間体を考えて、社会的には…)と第三者の意見を基準に選択することも同じですよね。

「私としては、こう生きていきたい」という、“あなたにとっての幸せ”を基準として、選択することが大切です。お金のこと、家のこと、仕事のこと…条件的なことを頭であれこれ考えるのではなく、それは一旦、脇に置いてしまいます。そして、深呼吸をしながら心であなたの幸せをイメージして、充分に感じてみること。それがイメージできれば、絶対に譲れない条件も明らかになるでしょう。

離婚するにしろ、復縁するにしろ、あなたの人生はあなたのもの。誰のせいにすることもなく、自分の責任において、幸せな選択ができます。


離婚か復縁か…どのタイミングで決断する?

自分なりの「幸せの選択」が見えてきたとき、次のステージに移るために覚悟を決める自分の姿を意識するようになります。その時が訪れるタイミングは、人それぞれ。離婚を選択した過去を振り返って、田中先生が自身の決断されたきっかけをお話ししてくれました。

▼田中敬子先生が離婚を決断した日
「2歳の息子と2人きりで過ごしたお正月」

[ご本人エピソード]
私は、離婚をする直前、お正月を別居したまま過ごしました。2歳の息子と2人きりでお節料理もお屠蘇もなく、お雑煮だけ作って、息子にはお餅を抜きで食べさせて…。そんな淋しいお正月は人生で初めてでした。
その時、「息子と一緒に絶対に幸せになろう」と決心したことを、今でも覚えています。

当時専業主婦で、福岡に暮らしていたので、仕事も住む場所も決まっていないまま、とりあえず実家のある東京に戻って、ゼロからの出発でした。両親や友人たちの温かい支えがあったおかげで、住む場所や仕事も決まり、暮らしの環境を3ヶ月で整えることができました。

ある日、ベランダで2人分の洗濯物が干されてヒラヒラしているのがふと目に入ってきた時、「幸せだな…」と、涙が溢れてきたことがありました。と同時に、寂しさや不安で眠れない夜もたくさんありました。このままではダメだと思うほど、心が弱ってしまったこともありました。それでも頑張れたのは、今思えば「息子と幸せになる」という覚悟があったから、ただその一心で無我夢中だったように思います。

私に起きた全ての経験のおかげで、自分と息子を幸せにするために「幸福」について探求しました。人の心や行動について学んできたからこそ、素晴らしいメンター(人生の師)や仲間に出会えたり、それが今、心理カウンセラーとして「幸せな人生をサポートすること」を仕事にすることもできたのです。


離婚も復縁も…未来のあなたが幸せであるために

別居中の夫と離婚するにしても復縁するにしても、あなたの責任において決めるもの。たくさん悩んで決断した「幸せの選択」に絶対の自信を持ちましょう。どんな未来がイメージできましたか? 離婚という選択をした田中先生。その後、どのような未来を歩かれてきたのかちょっぴり教えてくれました。最後に、お悩み真っ只中にいるあなたへの応援メッセージも合わせてお届けします!

今年、25歳になった息子が結婚し、私も再婚しました。私の運命が全く特別なわけではなくて、あなたにも今を懐かしく振り返れる日が必ず訪れます。心満ちる幸せな未来が待っていることに気づいてください。今が永遠に続くわけではないんです。

だから…何を選んでも大丈夫。あなたは、あなたが思っているよりもっと大きな“愛の存在”です。たとえあなたが信じなくても、実はすでに“幸せの存在”なんです。これは、お金より何より、大切なことだと、私は思っています。どうぞ心に留めておいてください。

そして、あなたの味方、仲間はたくさんいるということも忘れないでください。
もちろん、私もあなたを応援しています!


【協力してくれたカウンセラー】
田中敬子先生(トークCARE)
心理カウンセラー
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