charmmy TOP恋愛/結婚【女子が今読むべき漫画】仕事と恋の狭間に揺れる『青の花 器の森』

【女子が今読むべき漫画】仕事と恋の狭間に揺れる『青の花 器の森』

こんにちは!イラストレーター兼タレントのあんどうまみです。今回は漫画が大好きな私がオススメする作品をご紹介します♡ 


小玉ユキ『青の花 器の森』

陶磁器と坂の町、長崎県波佐見町。

波佐見焼きの窯元で絵付けの仕事をしている青子。絵付けの仕事に情熱とプライドをもっている青子だが、新人・龍生は絵付けに否定的。

龍生と馴染めない青子だけれど、彼のつくる器の形に心惹かれ……。

器への愛、仕事への情熱、
そしてロマンスも♡


実は私、器が大好きでして。

『坂道のアポロン』『月影ベイベ』の小玉ユキ先生の作品が「波佐見焼」と知り、大興奮で手にとったのです。

成形に絵付けに焼成…、本当に窯元を覗かせてもらってるんじゃないかってほどに波佐見焼きができるまでの工程が丁寧に描かれていて!

器好きにはたまらない!!!!!

波佐見焼はそれぞれの工程を分業で行っていて、主人公の青子は絵付けの仕事をしています。

道端で花を見かければスケッチして、イメージが湧けばすぐにでも形にしたくなる。青子の仕事への情熱が溢れていて、器への愛が伝染してくるのです。

器好きはもちろんですが、仕事に対する情熱が冷めてしまった人が読むと、真摯に向き合っていた頃を思い出すはず! そして、新しい扉を開かせてくれるはず!!!

もちろんロマンスもあります♡

自分の仕事を否定され、第一印象最悪な龍生。でも、彼のつくる器にはどうしても心が惹かれてしまう。

私をこんな惹きつける器をつくる人に認めて欲しいーー。

青子の心は揺れ動きます。

龍生がまた色っぽいんですよね! 器をつくりだす手が、指先が美しくて見蕩れてしまう。

性格はちょっと難有りですが…それには何やら原因があるらしく。垣間見せる弱さに心を鷲掴みにしてくる! ずるい!

少しずつ近づいていく青子と龍生にも目が離せません♡

小学館
小玉ユキ『青の花 器の森』
既刊2巻

波佐見焼への情熱に溢れ、新しい世界を覗かせてくれる漫画です。

ただ一つ、波佐見焼きを色々欲しくなってしまうので、爆買いにはご注意を!(笑)
あんどうまみ
漫画家・イラストレーター
北海道で漫画を描いたりレポーターをしたりしています。2012年度準ミス日本。第28回KADOKAWAコミックエッセイプチ大賞A賞を受賞し漫画家デビュー。漫画とおしゃれとかわいい女の子が大好き。ファッションや美容について綴ります。