charmmy TOP恋愛/結婚はぁ~うっせぇわ!言い訳ばかりの男に下した正論パンチ【実録コラム】

はぁ~うっせぇわ!言い訳ばかりの男に下した正論パンチ【実録コラム】

作成 : 2023.04.10 18:00
1
何かにつけて言い訳がましく自分の考えをごり押しする男。たとえ好きでも、言い訳ばかりでは正直うんざりしてしまいます。こんなイライラ製造機の言い訳男に“喝!”を入れた、2人の女性たち。どうやって相手をいいくるめたのでしょうか?

[コラム1]
「男だから仕方ない」という言い訳にウンザリ

私が半年前までつき合っていたのは、典型的な昭和男子(36歳)。どこが昭和かというと、男尊女卑の感覚ですね。言い訳するときも何かにつけて「男だから仕方ない」を理由にする人だったんです。「男だから」とカッコつけてくれるのは嬉しいんですよ。重いものを持ってくれたり、私をリードしてくれようとしたり、デートで多めにお金を出そうとしてくれたり。私的にはワリカンでも全然OKだったんですけどね。


いただけないのは、ギャンブルの借金とか浮気の理由に「男だから」を持ち出すこと。たとえば「ギャンブルにハマる=男は勝負にかける性分だから」とか、「浮気をする=男は本能で多くの子孫を残そうとするものだから」とか、私が疲れていても「男は我慢できない」を理由に18禁行為を強要するとか。完璧に謎理論だし裏切りだし、そもそも論として腹が立つじゃないですか。「男がどうとか関係ない。自分がだらしないだけじゃん!」と詰め寄っても、のらりくらりですよ。話にならないんです。


おまけに「男だから」とドヤる割には、予防線を張るところも女々しいんですよね。「俺ってこういうヤツだから」宣言って、めちゃくちゃ遠回しな「理解しろ」アピールじゃないですか。例を挙げるなら「自分にしか興味がないから気持ちを察せない」(ことを理解しろ)とかですかね。きっと「男は不器用だから」と言い訳したいんでしょうけど、こっちからすれば「だから何?」って感じじゃないですか。


客観的に考えれば、別れたほうがいいとはわかっていましたよ。でも、当時は年齢的な問題で焦っていたんです。もうアラフォーだし、こいつを逃したら一生、結婚できないんじゃないかって。浮気はされていたけど、「お前が一番」って言葉を無理やり鵜呑みにして妥協していた部分もあると思います。改めて振り返ってみると、完全に妥協ですよね。我ながらダサすぎる(笑)。

言い訳男に突きつけた正論パンチ

そんな彼と別れようと決意できたきっかけは、彼以上に「いいな♡」と思える男性と出会ったこと。たまたまひとりで飲みに行ったお店でいい感じの男性と意気投合して、「彼よりもこの人のほうが私のことを幸せにしてくれそう!」と思えたことが後押しになりました。とはいえ、彼と同類の浮気ヤローにはなりたくなかったので、乗り換える前にきちんとお別れ。


「女として優秀な遺伝子を追求したくなったの。あなたも男として種まき頑張ってね!」と言ってやりたかったけど、変に誤解されて揉めるのも面倒だったのでやめました。代わりに「自分にしか興味がない相手とはやっていけない。私を大事にしてくれる人を探します」と別の角度から正論パンチをぶっこみました。正論というか、そいつの言い訳をブーメランで返した感じですよね。みんな自分が一番大切なのは当たり前じゃないですか。それをわざわざ宣言して押しつけようとしてくるのってウザい以外の何者でもない(笑)。新しくときめいた相手とはまだ様子見の段階ですが、次こそは「男だから」「女だから」という線引きナシで、お互いを大事にしあえる関係を築いていける相手とつきあえたらいいなと思います!
(公務員/35歳女性)

[コラム2]
「俺にとっての普通」ごり押しで大事な場面で赤っ恥

5歳年上の彼氏はエベレスト並みにプライドが高い人。そしてカッコつけたがり。外面だけは非常にいいのですが、ナメきっている私や、下に見ている人に対しては常に上から目線。間違いを指摘しても素直に認めないし、自分が悪いと気づいていても絶対に謝らないんです。「俺にとってはこれが普通だ!」「これが正しいと思っていたんだからいいだろう!」とキレ散らかして言い訳するのが常套句。そんな態度を取られるものだから、ちょっとした気づきを伝えることをやめました。「よかれと思って」というのも押しつけがましいし、その都度キレられても面倒ですからね。


そんなある日、彼が長年お世話になっている仕事の取引先との会食に私も同伴することになったんです。なんでも、取引先のお偉いさんがパートナーさんを連れてくるらしく、私はその話し相手候補だとか。会に参加すること自体は全然構わなかったのですが、ひとつ心配なことがあったんです。会食の場所は高級フレンチで食事はコース料理だけど、彼はテーブルマナーをわかっていたっけな……って。彼とのデートは居酒屋とか気軽なビストロばかりだったので。とはいえ、わざわざ確認しても「そのぐらい知ってるよ!バカにするな!!」ってヘソを曲げられたらつまらないじゃないですか。だから普段通りに“彼の普通”に任せることにしたんです。


その結果、彼は会食でやらかしまくり。ナプキンをおしぼりのように使ったり、デザート用のスプーンで前菜を食べたり、使い慣れないフォークとナイフにも大苦戦。緊張で焦ったこともあってか、フィンガーボウルの水をひっくり返す始末……。取引先の方々にも「君は豪快だね!」と笑われたり、「彼女さんにテーブルマナーを教わったほうがいい」と言われたりで、終始気まずそうでした。

言い訳男が改心した正論ワード

解散後は案の定、「何でその場で言ってくれないんだ!!」「言ってくれよ!!」とキレられました。でも自業自得じゃないですか。普段、何を言っても“俺の普通”とか“正しいと思っていた”ってキレられるんですから。「あなたを否定するつもりはさらさらない」「現状を良くするために気づいたことを伝えるのがキレるほど迷惑なことなのか?」「だったらもう何も言わない。全部見て見ぬふりをする」という感じのことを淡々と伝えたら、珍しく素直に謝ってくれましたね。めっちゃ小声でしたけど(笑)。


この出来事を機に、彼とは前よりも少し対等に話せるようになりました。あと、すぐにキレられなくなりました! 彼の性格を変えることはまず無理ですが、お互いにより本音を話しやすい関係に発展させていきたいと思います(笑)。
(営業職/28歳女性)

言い訳する男性の心理とは?

言い訳ばかりする男性は、否定されることを極端に嫌がります。また、失敗を恐れて自信がないことも……。相手に何かを言われる前に、どうにかして言いくるめたい! その結果、自己主張が強いごり押し男と化してしまうのです。


たとえ好きな相手であっても、常に言い訳ばかりされるとイライラが募ってしまうので、「間違っていることを認めさせる」「適度に距離を保つ」ことも必要。もし相手が言い訳男なら、いつまでも我慢をしていないで、言い訳男を論破するくらいの正論をぶつけるか、ささっさと見切りをつけて次に行くことをお勧めします。

関連記事:水嶋レモンさんのその他の記事を読む

水嶋レモン
人間観察ライター
栃木県宇都宮市出身。タウン紙の記者や、某販促メディアの広告提案営業、雑誌の編集者として働いたのち、フリーランスのエディター兼ライターに。近年はインタビュー記事の執筆をメインに活動中。好きな人間観察スポットは、電車の中、チェーン系の喫茶店、新宿ゴールデン街など。