手相は、紀元前の頃から研究されつづける統計学をもとにした占いです。脳で考えているその人の思考が身体に現れているものが、手相です。
手相を見れば、その人の取扱説明書が書いてあるようなものです。そして、その思考のもと進んでいく未来予測が現れています。
手相は変化するので、あくまでも、その時点での未来予測となります。思考や行動によって変化していくので、いまある運命がすべてだと思わず、常に、自分の進む道を確認するために、手相を確認してください。
左右は、基本的にどちらも見ます。どちらかしか見ないのは、あなたの半分しか見ないということです。
利き手側が、今現在近未来を表します。利き手の反対側が、持って生まれた資質や才能を表します。
左右の手相が同じかどうかで、持って生まれた才能を活かして生きてきたか、後天的な才能を産みだして生きてきたかなど、見比べていくことも出来ます。
(例:右利きの場合は、右手が今現在近未来、左手が持って生まれたもの。両利きの場合は、両方を見比べながら確認を。どちらかしか見られない場合は、利き手を優先)
自分の知らない一面……といっても、その性格は様々。今回は意外性のあるものから、まさか!?と思うものまでご紹介します。この手相を知ったことで、新たな扉を開くきっかけになるかも!?
左右の手相が全然違う。大きく違うほど、性格に裏表があることになります。利き手は建前(表の顔)、反対側は本音(裏の顔)を表すとも言い、本音と建前が違うことになります。世渡り上手、空気を読んでその場に合わせることができます。社交的ですが、その場のノリだけで、数日後にはさっぱり覚えていない可能性も。二面性は多彩さと臨機応変さになるので、営業職・接客業などで能力を発揮できます。明るく社交的な顔が、実は自宅では一人時間が好き……なんてことも。
小指の下に横向きに出るのが結婚線です。その結婚線にコバンザメのように小さな線が寄り添っていたら、不倫願望がある人です。結婚線の上でも下でもどちらでも構いませんし、両方に出ることもあります。上の線は年上との不倫、下の線は年下との不倫を意味します。寄り添う線が薄い場合は、不倫願望で収まっていますが、濃い線は、願望ではなく現在進行中の可能性が高くなります。いつでも恋心を燃やせる人で、モテる人でもあります。
希望線という線があります。人差し指の下で、生命線の上から人差し指に向かって伸びる斜めの線になります。これは、自分の希望や願望・目標・夢を叶える力が強い人です。前進力があるので、同じ地位や場所に落ち着くよりも、もっともっと上を目指したいという野心家になります。口では「そんなことないですよ」と言っていても、邪魔されないためにそう言っているだけで、虎視眈々と夢の実現に進んでいく人です。
手相は本来、線が少ない方が良いものです。「4大基本線」と言われる生命線・知能線・感情線・運命線があり、金運や結婚運などを表す他の補助線がいくつかあれば、それで十分なのです。手相は、思考がシワとなって表皮に出たものでもあります。色んなことを考えれば考えるほど、手相の線は増えていきます。考えすぎの人、周りの目を気にしすぎる人、神経質な人は線が増えます。どれが4大基本線かわからないくらい線が入り乱れている人、シワシワの手相の人は、大変デリケートで傷つきやすい人となります。
感情線の先が、人差し指と中指の間までしっかりと伸びている人は、ストイックでしょう。これは物事に白黒ハッキリさせたがる傾向や潔癖症が強くなります。意見を人に譲らない頑固な面もありますが、自分がこうと決めたものに関しては、なにがなんでもやり抜く責任感を発揮します。自らに厳しくストイックなのはかまいませんが、周りにも同じものを求めることが玉にキズ。人は人、自分は自分と割り切ることが必要となります。
誰しもが大なり小なり冷酷で猟奇的な側面=サイコパス的な部分をもってはいますが、その中でも行動力とエネルギーが強く発揮される傾向を示す線があります。感情線が手のひらを小指側から親指側まで、一直線に横切る状態の感情線です。非常に独占欲が強く、支配的。また、納得できないうちは気が済むまで追いかけ続け、あきらめません。そのエネルギーが良い方向へ発揮されたときは大きな成功へとつながりますが、ネガティブに発揮されたときには注意が必要です。
人差し指と中指の間から、薬指と小指の間につながる半円のような線を金星帯といい、モテ線ともいわれます。そのモテ線が二重になっている状態を二重金星帯といいます。通常1本あるだけでも、魅力的で異性がほおってはおかない引く手あまたの状態ですが、2本となれば、隠そうとしても色気が隠れない状態です。恋愛への好奇心や夜の意識も強く、異性間でのトラブルが起きやすくなります。まさに魔性の女です。
小指の下、感情線の付け根の下に出る短い横向きの線を反抗線といいます。反抗線がある人は、反抗心が強く、人に命令されるのをとても嫌います。この線のある女性が家庭に入ると、夫に支配的な態度を取り、完全に尻に敷きます。金運が良い傾向もあり、家庭内でのお金の管理も握ります。他にも子供の教育方針や家事の分担など、家庭のアレコレの決定権を持ち、夫は妻の尻に敷かれる恐妻家になりがちです。
他人と比べてみないと手相の線が濃いか薄いかは、なかなか分からないかもしれませんが、手相の線が極端に薄い人もいます。すべての線がぼんやりとして判別がしにくい、淡く見えにくい状態の場合、それは、他人に染まりやすい人です。自分の意見がないわけではありませんが、平和主義傾向が強く、揉めるくらいなら譲る、やめると言ったふうに、自分の意見にこだわりません。付き合う友達や恋人によっては、大きく影響を受けてしまいます。
今まで気づかなかった一面を知り、驚いた方もいるのではないでしょうか。でも、この気づきが抑止力となり、気をつけるきっかけとなるかもしれません。人生をプラスに変えるための大事な気づき、そう思いながら日々を楽しく過ごしてくださいね。