手相は、紀元前の頃から研究されつづける統計学をもとにした占いです。脳で考えているその人の思考が身体に現れているものが、手相です。
手相を見れば、その人の取扱説明書が書いてあるようなものです。そして、その思考のもと進んでいく未来予測が現れています。
手相は変化するので、あくまでも、その時点での未来予測となります。思考や行動によって変化していくので、いまある運命がすべてだと思わず、常に、自分の進む道を確認するために、手相を確認してください。
左右は、基本的にどちらも見ます。どちらかしか見ないのは、あなたの半分しか見ないということです。利き手側が、今現在近未来を表します。利き手の反対側が、持って生まれた資質や才能を表します。
左右の手相が同じかどうかで、持って生まれた才能を活かして生きてきたか、後天的な才能を産みだして生きてきたかなど、見比べていくこともできます。
(例:右利きの場合は、右手が今現在近未来、左手が持って生まれたもの。両利きの場合は、両方を見比べながら確認を。どちらかしか見られない場合は、利き手を優先)
手相は変化します。手相の中には過去も未来も描かれています。成功者の手相があったとしても、それは、通り過ぎたものなのか、これから来るものなのか、今の自分の現在地を確認する必要があります。残念ながら、手相にあっても自らが放棄したり、チャンスに気付かず通り過ぎてしまったりしていることもあります。そんなチャンスを見逃さないために! 今回は、いつ頃成功する手相なのかの目安も踏まえて、ご紹介します。
手首から中指の下まで、一直線に運命線が伸びています。これは、生まれながらに成功者の手相です。親のおかげという部分も大きいのですが、生まれながらに恵まれた環境であり、自分の思い通りの人生が送れる強運の持ち主。子どもの頃から周りとは違う秀でた才能を持ち、特殊技能を活かして成功者へとなっていくでしょう。
生命線の上から出発して、中指の下まで伸びる運命線になります。自分の努力によって運を伸ばし成功する努力家。好奇心旺盛な部分も強く、若い時は少々苦労もしますが、30代からは、コツコツと続けてきた努力が認められ成功していきます。忍耐と努力の人で、ひとつのことに長く取り組んだことへの成果が出る研究職などで成功します。
生命線、知能線、感情線、運命線が交差してM字のような形を描くものです。働き盛りの35~55歳くらいの中年期にその成果が出ます。仕事をする能力として非常にバランスが取れていて、組織の中で協調性を発揮しながら望まれることが何かを察知し、上手に成果を上げていきます。組織内で出世頭として重宝され、成功していくでしょう。
知能線の先端が、感情線を通り越し、小指の下の水星丘に向かってはね上がるように伸びています。金銭感覚、経済観念に優れた才能を持ち、お金にまつわる仕事で成功します。税理士やファイナンシャルプランナーなどの金融関係、または、どんな業種でも経営者としての立場が相応しいでしょう。40代に大きく成功しやすいですが、人生を通してその才能を活かしていけます。
3本の線が雪の結晶のような形を描く線を「スターマーク」と呼びます。スターマークは、ずっとあるわけではなく、「その時」という時期に出てきて、消えます。太陽線にスターが現れたら、とにかく金運がツイていて大金を手にするチャンスです。宝くじやギャンブル、投資など、リスクの高いものに勝負を賭けて成功する確率が高いでしょう。
チャンスのタイミングで出るスターが、人差し指の下の木星丘に現れたら、思いがけないことがきっかけで成功を掴みます。ずっと何気なくしていたことが急に評価を得る、ステータスを得るチャンスがあります。配信をしている個人活動や、企画商品やアイデアが脚光を浴びるなど、個人活動に成功の可能性ありです。
太陽線と財運線が運命線に交わり、熊手の形のような大きな三又になる線を「三奇紋」と呼びます。一代で大きな財を築く出世の相です。30代で起業、自らが先頭に立って始めたことが、人生を通して大きく発展していきます。一大センセーションを生み出す可能性があり、別名「覇王線」とも呼ばれます。
知能線と感情線が一体化して生命線とつながっており、ひらがらの「て」のような形を描きます。そのマスカケ線が、両手にある場合です。マスカケ線は片側にあるだけでも、天下取りの手相と呼ばれる成功者の手相。両手にあれば、天才的な資質があります。他者に理解されにくく、若い頃は苦労しがちで大器晩成となりますが、唯一無二の指導者となれるでしょう。