季節が春になっても、相も変わらず“お一人さま”街道を突き進んでおります。一応「デートしたい〜」とか「結婚したい〜」とか言ってみたりしますが、実は、本音は──「結局、お一人さまが好きなんです」と開き直っている自分に気づいてしまった今日この頃です。
一人の時間ってサイコー! と思うのは、寝る準備をして、ごろごろしながら美顔器片手に深夜ドラマを見ている時。文字にしてもしなくても、想像してもしなくても、哀愁感ハンパないですが……。
4月始まりの深夜ドラマで気になっているのは、よしながふみの同名漫画の実写化『きのう何食べた?』。西島秀俊&内野聖陽の演じる男性カップルの日常と食卓を描くドラマ。絶対癒される!
ほかにも、あえて結婚しない男子=“AK男子”たちが結婚を意識して奮闘するラブコメディ『東京独身男子』。こちらも、高橋一生、斎藤工、滝藤賢一というキャスティングが魅力的です。『腐女子、うっかりゲイに告る。』という青春群像劇も面白そうでチェックしています。
キラキラした恋愛ものに惹かれなくなりつつある自分に、多少の危機感、抱いております(笑)。
深夜ドラマのいいところは、ちょっとユルくて、時間も30分で、一日の締めにちょうどいいんですよね。あと『深夜食堂』とか『孤独のグルメ』など食を題材にしたドラマも多い。
寝る前のグルメ系ドラマはお腹が空いちゃいますが、美味しそうなご飯、それを美味しそうに食べる主人公を見ていると、それだけでこちらも幸せになるというか、あったか〜い気持ちで眠りに就くことができる。
そのなかでも特にハマったのは──『女くどき飯』です。
アラサーのライター神林恵が、連載記事のために毎話さまざまな男性とご飯デートを重ね、口説いてもらうというグルメコメディ。
神林恵役の貫地谷しほりの食べっぷりが心地よくて、デート相手の男性キャラクターとの会話から導き出される恋愛観も面白くって。また女性目線としては、主人公の衣裳がお洒落なのもポイントが高いです。
ドラマに出てくるお店は実在するお店なので、見た後に食べに行ったお店もいくつかあります(女友だちとですが……)。
『女くどき飯』は「season1」が2015年、「season2」が2016年、少し前のドラマですが、最近ネット配信で見直して思ったのは、今、主役級で活躍しているイケメン俳優がぞろぞろ出演していること! 福士誠治、桐山漣、大東俊介、山田裕貴、竜星涼、若葉竜也……。ああ、目の保養……。
このドラマを見ているとデートっていいなぁと思うんですよね。なので、お一人さまを満喫するのはほどほどにして、私も口説いてもらえるように、口説けるように、まずは美味しいご飯を食べに行こうと思います(できれば男性と!)。